日本建築の発展に寄与した建築家の建築が見ることもできれば、
まるで三丁目の夕日の時代にタイムススリップしたかのような世界を体験できるのだ。
名建築から銭湯まで?江戸東京たてもの園
東京は江戸時代の頃から災害や震災、戦災によって多くの貴重なたてものが失われてきた。そして現在は災害にも耐え、戦争も久しく起こってはいないが
社会や経済の変化が貴重な建築物を襲っている。
そんな変化する時代の中で
現地では保存が不可能となった、文化的、歴史的価値のある建造物を移築し復元、保存、展示する目的でできたのがこのたてもの園である。
1993年に江戸東京博物館の分館として開園した
所在地:小金井市桜町3−7−1
HP:http://www.tatemonoen.jp/
入館料・入園時間・開館日など
行き方
名建築も見れるし、タイムスリップした気分も味わえる
たてもの園は楽しめる?建築好きな人であれば建築家の名建築もあり多く楽しめるだろう。
特に建築好きではないと言う人もタイムスリップした気分が味わえ楽しめるのだ。
名建築のすごいなーと建築好きな人は勉強もできるし。
かまどがあるー、昔のトイレー、ジブリに出て来そう!
と楽しめるのだ。
建築好きと建築にはそんなに興味がない人、両者が楽しめる貴重なスポットであるのだ。
3つのゾーンの楽しみ味方
江戸東京たてもの園は西と東そしてセンターの3つのゾーンに別れている。西ゾーンは江戸時代から近代までの文化的に重要な建築が移築、再現されている。
日本の建築史に置いて重要な役割をした建築家の住宅や、様式的に重要ん建築などが単体で保存されている。
センターゾーンは歴史的に重要な歴史を伝える建築物が立っている。歴史的な事件関わった人物の住宅などがある。
そして東ゾーンは商業建築が中心に街並みごと再現されたような作りだ。明治や大正の下町の街並みが移築、復元さている。
それでは3つのゾーンの中からいくつか建築を紹介しよう。
前川國男自邸 西ゾーン
この建築は必ず見てほいし建築だ。西ゾーンにある。建築家、前川國男の自邸だ。前川國男は國男はルコルビジェの元で学び、日本の建築界に大きく貢献した人物だ。
その前川國男の自邸がここに移築されている。
間取りは非常にシンプルであるが、モダニズらしく洗練された雰囲気を感じることができる。
居間の吹き抜けと大きな開口は圧巻でこの家に住みたいと思わせてくれる。ミースが言ったless is moreを体感することができる建築だ。
詳しくはこちらから
小出邸 西ゾーン
こちらも日本のモダニズムを牽引してきた建築家、堀口捨巳の建築だ。1925年 大正14捨巳がヨーロッパ旅行から帰国した直後に設計した建築で。
当時のオランダの流行と日本の伝統的な造形が合わさっている。
一見普通に見えてしまうが、よく見ると不思議なのだ。右側はフラットな屋根だが、左は瓦で角度のついた屋根だ。
和室と洋室が両方ある、現代の日本にも繋がる形態だ
洋と和の形態を合体しのが外観からも感じる。
デ・ラランデ邸 西ゾーン
ドイツ人建築家、ゲオルグ・デ・ラランデによって1910年に建築されたものだ。これは見るからに洋風だ。
この建物の中はカフェになっている。
常盤台写真場 西ゾーン
1937年に建築された照明器具が発達していない頃の写真館を伝える貴重な建築だ。自然光で安定した光を取り入れる為に北側には大きな開口が開けられている。
歴史の偉人になった気分が味わうことができる。
三井八郎右衛門邸 西ゾーン
これもぜひ見てほしい建築だ。三井財閥の創業一族の豪邸だ。この建物は1952年に立てれたが、日本各地にあった三井関連の建物から部材を持ちよって作られたものだ。
移築された中で一番豪華かもしれない。
まさに華麗な一族が住んでいた家なのだ。
とにかく豪華!!
こちらは食堂。
この場所で優雅に食事をしていたのだろうか?
食堂の書院は1897年に京都に作られた奥書院の一部が移築されたものだ。
蔵もある。ここに財宝があったのだろうか?
江戸時代の茅葺の家 西ゾーン
そして西ゾーンをさらに奥に進んで行くと、茅葺の屋根が見えてくる。3つほどあり、江戸中期から後期の頃の茅葺の建築だ。
農家や徳川家の家臣の組頭の家など時代や住んでいた人の種類などがそれぞれ違う。
吉野家
江戸時代後期の農家の民家だ。江戸時時代に野崎村(現在の三鷹市野崎)の名主役を務めた格式の高い農家の家だ。
玄関も式台付きと言う豪華な作りで、中には付け書院などもある。
同心組み
こちらは農家に見えるが農家ではない。国境を警備する為に八王子に配備された江戸幕府の武士集団の家なのだ。
普段は農業をしながら半農半士のような形態であったそうだ。
江戸時代の家には土間があった。その中にかまどなどがあった。
中には囲炉裏やかまどがあり、火が焚かれている時もある。
人が住んでいた時は常に火を炊くことで茅葺に虫がつくのを防いだのだ。
天井の梁がすごい。
裏の井戸まで再現されてある。
高橋是清邸 センターゾーン
センターゾーンで見て欲しいのが、高橋是清邸だ。誰ってなると思うが、2.26事件と言えばわかるだろうか?教科書で習った記憶がある人もいるのではないだろうか。
2.26事件とは1936年に皇道派の陸軍将校が起こしたクーデターだ。
総理大臣官邸や警視庁を占拠した。
その時、大蔵大臣であった高橋是清も襲われ殺されたのだ。
その現場となったのがこの家である。ここがまさに事件が起こった現場だ。
とにかく広い。
豪華さは三井に劣るが広さは一番かもしれない。
窓のガラスも明治の頃のガラスをそのまま使ってある。
その為壊れ安くなっているのでお気をつけて。しかし繊細で美しい。
ガラスが揺れているのが明治のガラスの特徴だ。
精巧でないのだが、それが味があって良い。
3丁目の夕日にタイムスリップ? 東ゾーン
明治や大正の街並みが再現されてあるのだ。
まさに3丁目の夕日の世界だ。
実際には体験してはいないのに、懐かしく感じてしまうのは不思議だ、、
こちらは金物屋、こんな風に商品が陳列されていたのか?
このごちゃごちゃ感は現代のドンキホーテやヴィレッジヴァンガードにも通じる気がしないだろうか?
乾物屋。この乾物は本物か?作りものか?
筆屋
この井戸は本当に水がでる。コキコキしてみよう。
ジャイアンがいそうな空き地。
そして銭湯発見!!
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETA湯が入っていない銭湯に入ることができる。
なんだか不思議な感覚だ。
東京の街中に残っている銭湯はどこもこんな感じだが、、より昭和を感じる。
普段は入れない、男湯、女湯、両方にもちろんいける。
Post from RICOH THETA. #theta360 - Spherical Image - RICOH THETAぜひ東京に来た際は建築家の歴史的な建築をみて、
3丁目の世界にタイムスリップしてみてはどうだろうか??
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