その姿はお世辞にも可愛くもかっこよくもない、、かなりのブサイクだ。しかしずっと見ていると、どこかかわいらしくも見えてくる生き物だ。
世界一ブサイクな生き物？ブロブフィシュ
生き物は可愛いものや綺麗なものばかりではない、、世のにも奇妙なほどブサイクな生き物もいる。
ブヨブヨな体に厚い唇にぼてっとした鼻、確かにブサイクだ…。お世辞にもかわいくもかっこいよくもない生き物だ。
この生き物はオーストラリアやニュージーランド沖の水深600m〜2800mの深海にすむカジカの仲間だ。
日本では「入道カジカ」と呼ばれている。たまに日本の漁でも混じって水揚げされると言う、
まるで今にも喋り出しそうな顔をしている。
なぜブサイクなのか？
そう、、陸にあげられてしまうと途端にブサイクになる。
実はブロブフィシュには筋肉が全くないのだ。その代わりゼラチンで体が覆われている。浮袋なしでも浮くことができ、深海では有利だ。
しかし地上に出ると水圧がなくなりブヨブヨになる。浮力もなくなるため重力に負けてたるんでもしまうのだ。
地上がブサイクにさせるんだ！！
味は美味？
ブサイクだが味は以外にも美味しいという。深海のカニなどの甲殻類を餌としているため味はカニに似ていると言う。
日本では多食べられることはないが、海外では地味に人気だそうだ。
また深海探査船のノーチラス号は深海でブロブフィッシュの産卵に遭遇した。
映像の中ではあまり動かない、、そう筋肉がないためほとんど動かないのだ。
日本の水族館にはいるのだろうか？結論からいうと現在は残念ながらいない。
しかし過去には静岡県の沼津深海水族館で2日間で飼育されていたと言う。
以前に生きたブロブフィッシュを水深300mで捕獲したのだ。この時、生きたブロブフィッシュを捕獲したのは世界初だったと言う。
そして飼育を始めたが、2日後に死んでしまった、、
それだけ繊細な生き物なのだ。いつか水族館で生きたブロブフィッシュを見てみたいものだ。
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