アート 自然

死海の塩でコーティングされる、塩の彫刻作品。【a】

塩分が濃いことで知られる死海。
海と名がついているが湖だ。

海の塩分濃度は3％くらいであるのに対し、死海の塩分濃度は30％もある。

そのことで何もしなくても浮く湖として有名である。

そんな死海では物を入れると塩によってコーティングされてしまうのだ。
の現象をアートにしてしまった作品を紹介しよう。

死海の塩でコーティング

アラビア半島にあり、イスラエルやヨルダンに面する塩湖が死海だ。
海抜が低くマイナス418mと地表でもっとも低い場所でもある。


低い場所であるため、死海から流れ出る川がないのだ。
それが塩分が濃い原因の一つだ

死海と言う名も塩分の濃く、生き物がほんとど生息できないことからその名がついた。
湧水が湧き出るポイントに魚類がわずかにいるのと、あとは藻類が少しいるくらいだ。

そんな死海に物を入れると…

塩によってコーティングされてしまうんだ。

この作品を作ったのはイスラエルの芸術家シガリット・ランダウ （Sigalit Landau）。

彼は死海の中に物体を吊るし、塩でコーティングさせる作品を作っている。
塩の結晶による彫刻作品だ。

白く綺麗であるが、自然の脅威も感じる。

選ばれるものは単純に形が面白いものもあれば、
思い出が詰まったものを選ぶこともある。

思い出を結晶によって記憶すると言う意味もあるのだと言う。

時が止まってしまったようなイメージも感じる。

またこれは物にバプテスマ（キリスト教の施し、儀式）をする行為なのだと言う。

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物というものを純粋な存在にしてくれる行為なのかもしれない。
参照元：https://www.sigalitlandau.com/

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