動物的でもあり、植物的でもある。きのこに形は似ているが、きのこではない。
そんな変形菌は美しかった？
変形菌とは？
変形菌とは動物的な性質と植物的な性質を持ち合わせる不思議な生き物だ。変形体と呼ばれる栄養体を移動させ微生物を捕食し、小型の子実体を形成し胞子により繁殖する。きのこほど大きくはなく、大きくても数センチ、ほとんどが数ミリほどの大きさだ。
きのこは動かないが、変形菌はアメーバのような性質で動く。
美しい変形菌
そんな変形菌の中から美しい菌を紹介しよう。ジクホコリ
まるで宝石かとも思うような虹色の光沢を持った変形菌だ。子実体の大きさは2mmほど。
金色、紫、青などの金属の高光沢がグラデーションになって見れる。
菌自体に色が付いているのではなく、子嚢壁が膜状で半透明のために光の干渉によって起こる構造色だ。
ロウホコリ
この変形菌も全体がに虹色に輝いており美しい。変わりものの変形菌で、ろう状や油状の物を子実体の柄やえり状の部分に溜め込む性質がある。
夏から秋にかけ標高の高い針葉樹の腐った木に見られる。
コガネホコリ
直径は１mm程度だがくっつきあって1cmほどになることもある、
春から秋にかけて腐った木の上などで見る事ができる。
丸くぽこっとした形も可愛い。
今回は美しいと思う変形菌だけ紹介したが、もちろん気持ち悪いものも存在する。
詳しい解説やもっと見たい人はこちらの本から見ることができるぞ。
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