コラムジブリ

もののけ姫のジコ坊は今の社会に最も多いタイプ？【o】

もののけ姫は多くの人が見たことのある作品だろう。

ジブリの中でも代表作で、それまでのジブリの作品と違い、少しダークな雰囲気もある映画だ。

自然と人間との関係やこれからの生き方が題材としてある。
そんなもののけ姫で注目しなくてはいけない人物がいる。
サ
ンでも、アシタカでも、エボシでもなくジコ坊だ。

ジコ坊を宮崎駿は

「最も複雑な人物として描いた。今の社会に最も多いタイプ」
と発言しているのだ。

ジコ坊とは？

地子坊は僧兵と言われる武装した僧侶だ。
アシタカが祟り神がどこから来たのかを探す旅の途中で出会った。

アシタカを助けてくれ、シシガミの森に導いてくれる。

しかし一方で天長様の命で唐傘連を率いてシシガミの首を狙っているのだ。
その事に罪悪感は感じておらず、最後まで徹底的に任務を果たそうとする。

アシタカが説得しても全く耳を貸さない。アシタカがなぜシシ神や森を守ろうとするのか？理解ができないのだ。

このようなタイプが現代社会には多いと言っている。

1対1ではいい人、組織には入ると利益

地子坊も1対1で人対人として話してるい時は親切だし、気さくでいい人のなのだ。しかしある団体や組織の一員となってしまうと、その組織の利益を追求する事が全てになってしまうのだ。

つまり現代社会の会社員であるのだ。
個人で会って、話すと大概はいい人だろう。悪人なんていない。

しかし一旦会社などに入るとその会社の利益を求める事が第一になる。
その会社の商売が本当に必要でいいものなのか？は考えないようになる。

もしくはわかってはいるけど、となる。

生活があるし、お金も欲しい。
それが普通でありアシタカのような外れた生き方は理解できない。

誰だってそうなる可能性がある

そういう自分だってそうだ、昔コールセンターでバイトをしていた時だ、テレビショピングの通販だ。

売っているのは少しもいいと思えない製品であった。

安物でいかにもすぐに壊れそうだ。
自分の親が買おうとすれば絶対止めるだろう。しかしその商品を売らなくてはいけない、勧めなくてはいけない。

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