アーティストジェームズ・ダイブの作品は奇妙である。一見するとふつうの家であるしかし、普通の家とは違うのである。
この家は、家の中で雨が降るのである。
タイトルは「尋ねれければよかった」。
時間とはなにか？
時間が解決してくれる、時間が癒してくれると。
だが時間はゆっくりと破壊していくものでもあるのだ。しかもそれは不可逆的に。この家の中に降る雨は時間を可視化したものなのだ。
時間は破壊していく、そして雨も家をゆっくりと破壊していくのである。
時間が破壊していく様子を可視化した作品なのである。
家の中に入り体験することもできる。
家の中でレインコートを着なくてはいけない。その見た目もインパクト十分である。
全てびちゃびちゃだ。
時間は残酷でもあるのだ、二度と元には戻らない、その時には戻れないのである。
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