芸術家、草間彌生の水玉の秘密。世界はすべて水玉でできている?【a】

「世界はずべて水玉でできている」芸術家、草間彌生の水玉の秘密【a】
日本で最も有名な芸術家と言ってもいいのが草間彌生かもしれない。
水玉模様を使った作品が特徴で一度は作品をどこかしらでみたことがある人も多いだろう。

 なぜ水玉なのか?草間彌生の水玉模様の秘密とは? 

草間弥生と水玉の水玉の秘密

草間彌生は1929年、長野県松本市の四人兄弟の末っ子として生まれた。
裕福な家庭であったが、実は10歳ぐらいの頃から脅迫性障害と総合失調症を患い、幻覚や幻聴に苦しんでいたのだ。 


視界が水玉や網目の模様で埋めつくされたり、動物が人間の言葉で話しかけてくるという幻聴に悩まされていた。

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その幻覚や幻聴から逃れるために見えたものを絵にし始めたのが始まりであるのだ。 


田んぼのあぜ道を歩いていると風景の中に水玉が見えたりスミレの花が話しかけてきたりなど、そんな恐怖を鎮めるための作業であったのだ。


もちろん今では総合失調症の認知が広まってはいるが、草間彌生が子供の頃はまだ認知が少ない時代であっただろう。

何か変な子と思われ、見られていたかもしれない。
古代のシャーマンや昔の巫女や占い師などはこの病気を患っていたのではとも考えられている。 



子供が幻聴を見て、ひたすら水玉の絵を描く、、、草間彌生と知らなけらばホラー映画のワンシーンにしか思わないだろう。

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しかし偶然か必然か?そんな儀式のようなものであった水玉のドットの絵が日本で評価され、そしてのちに世界的にも評価をされたのだ。

全てのものは水玉でできている? 

「世界はずべて水玉でできている」芸術家、草間彌生の水玉の秘密【a】
また草間彌生は水玉についてこうも語っている。 

「子供のころから私はいつも水玉模様を描いていたわ。地球、月、太陽、そして人間も、全ては水玉で出来ているの、無数の水玉によってね。これは私にとってとても大事な哲学のひとつであり、そしてこのアイディアは多くの人にも受け入れられているの」 

へーとしか思わないかもしれいが、これは哲学的でも科学的でもある


地球や月や人間や人間の目に見える姿は違う。しかし科学の世界でミクロよりさらに小さい世界で見れば違いはないのだ。

物体の境目もなくなるのだ。 その意味で水玉は世界の最小単位なのかもしれない。

原子や電子よりもさらに小さい量子の世界だ。
太陽と人間の違いは何か?それは水玉の並びかたや、密度の違いなのだ。

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世界は全て水玉なのだ。

まとめ 

水玉を見ているのは草間彌生だけはないだろう。人はそれぞれ見ている世界が違うのである。

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参照元http://www.sankei.com/life/news/140728/lif1407280038-n1.html http://news.aol.jp/2012/11/26/yayoi-kusama-interview/
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