自然界の不思議な現象を紹介しよう。
それがクラウン・シャイネスという現象だ。樹木が互いの位置を感じ取り?樹冠にくっきりとした空間の境ができるのである。
そんな自然界の不思議な現象を紹介しよう。
クラウン・シャイネス「樹冠の遠慮」
まるで空が割れたようと表現されるのがその光景である。最初に見たときは何を見ているのだだろうと不思議な感覚に陥ってしまうすはずだ。日本語では「樹冠の遠慮」と呼ばれている現象だ、1920年代よりこの現象が報告され研究されているが詳しい解明はされていない。
実はこのどの木でも起きるわけではなく、熱帯地域に多くみられるフタバガキ科という種類の樹木でよく起こるそうだ。
フタバガキは高さは50m近くにもなる、アジアの熱帯雨林を構成する代表的な樹木である。
空間をあける事で互いが邪魔をせずに光合成がしやすくなったり、害虫の被害を広げないなど効果があると言われている。
しかしどうやって互いの木々の位置を把握し、間隔を保ちながら成長するのか?
はっきりとした理由がわかっていないのだ。
互いが互いの成長を邪魔をしない。
樹木同士の共存の仕方、思いやりのようなものかもしれない。
川の流れのようにもみえ、自然界に存在するパターンなのかもしれない。
日本では見れる?
日本の森をあるいて上を見上げても、このようなはっきりとした空間を見た事はない。フタバガキは日本にはなく、日本では見る事ができないのだ。乱伐で絶滅の危機
この木は高さが50m近くまで成長する巨木であり、さらにまっすぐ伸びるという特徴がある。
まっすぐ伸びる事がクラウン・シャイネスを作る事のできる一つの要因である。しかしまっすぐ大きく育つ木は木材にも適しているのだ。
その為、乱伐の被害にあうことも多く、絶滅の危惧に晒されてもいるのだ。
さらに成長が遅いため、一度伐採してしまうと復元するのは難しいのだ。二度と見る事ができない事のないようにしなけばいけない。
参照元:http://www.thisiscolossal.com/2017/08/the-phenomenon-of-cron-shyness-where-trees-avoid-touching/
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