青山通りから明治神宮の交差点の間を表参道という。
大きなケヤキの並木があることでも知られている。
ルイヴィトンやシャネル、アップルなどのブランドのお店や、おしゃれなファション、おしゃれなカフェなどが多数ある。
そんな表参道は有名建築家が設計した建築が密集する場所でもある。建築好きな人や建築学生にぜひ行ってもらいたい。
そんな表参道の建築を紹介しよう。
写真を撮りに行ったのだが、、木で撮れない!!建築の写真を取るのは冬がいいようだ。
なのでネットから写真をとってきた。
東急プラザ表参道 中村拓志
表参道と明治通りの交差点、表参道の入り口にあるのが東急プラザだ。表参道の特徴の高級ブランドのお店とは違い、若い人も多く行くのが東急プラザだ。
この建築を設計したのが中堅建築家の中村拓志だ。隈研吾建築事務所出身だ。
地層の家など自然を取り込んだ建築に定評がある。
下層は透明感と軽さ、上部は重厚感があり浮いているような印象を受ける。
鏡張りの入り口が特徴だ。
屋上が特徴で緑化をし木が生えている。大地を浮かしたのか?ラピュタか?
表参道ヒルズ 安藤忠雄
コンクリートの打ちっ放しが有名な安藤忠雄が設計したのが表参道ヒルズだ。かつてこの場所には1923年に建てられた同潤会アパートがあった。
鉄筋コンクリートで作られ、当時としては先進的な設備を揃えた画期的な建物であった。
そして2006年にその名残を少し感じさせつつも、さらにおしゃれな建築へと変わった。
GYRE ジャイル MVRDV
表参道とキャットストリートがぶつかる交差点にあるのがこの建築だ。どっしりとした存在感を放っている。この建築を設計したのはオランダの建築集団MVRDVだ。
建物が少しずつずれているような外観をしている。
日本のごちゃごちゃな都市感を取り入れたのではと感じることもできる。
表はおしゃれな表参道に溶け込み、キャットストリート側から見ると日本のごちゃとした都市にも溶け込むように感じる。
「渦」コンセプトの作られたという。
Dior SANNA
ガラスとアクリルの二重構造の美しい建築だ。これを設計したのが妹島和世と西沢立衛のユニットSANNAだ。隣のMVRDVとは違いSANNAの特徴の軽さと透明感を感じさせる。
単調なビルにするのではなく、見た目ではそれぞれの階高が違うように見える。
実際に中に入ってはいないのどうなっているかはわからない。
ルイ・ヴィトン表参道店 青木淳
ブランドと言えばまずルイ・ヴィトンを思いつくだろう。そのルイ・ヴィトンのビルを設計したのが青木淳だ。その他の建築に比べ少し控えめな印象がある。それだけ洗練され落ち着いているとも言える。
一つの大きな箱ではなく、いくつも箱が集合したような形態だ。
青木淳はこの街のボリュームを考え、小さなボリュームが集合するイメージ作ったのだという。
また青木淳は名古屋や銀座、そしてニューヨーク、香港など多くのルイ・ヴィトンのビルも設計している。
TOD'S表参道ビル 伊東豊雄
表参道の中でもひときわ目につく建築がこの伊東豊雄の建築だ。イタリアのブランドTOD'Sのビルだ。
もちろんこの建築の特徴はその外観だ。木のような外観になっている。
伊東豊雄の特徴の生命力を感じる建築だ。
表参道のけやきをビルに投影させた。また外観だけでなく木の形態は構造とも融合している。
建物が樹木のようにはえてきたと言ってもいいかもしれない。
表参道けやきビル 團紀彦
TOD'Sの隣にあるまるでビルを握って潰したような形をしているのが表参道けやきビルだ。この建築もTOD'Sに負けないくらい個性的な外観をしている。TOD'Sのビルと共生し馴染むようにと設計された。
確かにお互いが互いに個性を引き立たせ、コンビのようにも見えてしまうのだ。
ドイツのファションブランドHUGO BOSSが入っている。
PRADAブティック青山店 ヘルツォーク&ド・ムーロン
そんなにガラス張りで大丈夫?と少し心配になるのがこの建築だ。この建築を作ったのはスイス出身の建築ユニットヘルツォーク&ド・ムーロンだ。
世界中に個性的な建築を作っている。
北京オリンピックの目インスタジアム、通称「鳥の巣」を作ったのもヘルツォーク&ド・ムーロンだ。
他にあまり見ることのない斜めの格子状の構造にガラスが埋め込まれている。海外の高層ビルではよく使われている構造のようだ。
その他表参道周辺
厳密には表参道ではないが、その周辺にある建築を紹介しよう。Galaxy Studio Tokyo 隈研吾
キャットストリートにある特徴的な建築が隈研吾の建築だ。昔は下着屋だった気がするが、今はVRが体験できるテーマパークになっている。隈研吾の特徴の多面体からなる建築だ。
The Iceberg
原宿から渋谷に向かう明治通りに現れるのがこの建築だ。ガラス張りで尚且つくねくねと角ばっている。「都市に投げ込まれたクリスタルの結晶」というコンセプトで作られた。
エレベータのコアが建物の全面にあり、見せるというスタイルだ。
神宮前ビルディング
明治通りとキャトストリートの間の区画にあるのがこの建築だ。柱を見せながらボックスを一つ一つずらした面白い建築だ。単純そうに見えて設備や導線をクリアするのは難しかったりする。
この建築を設計したのは日本人3人による建築ユニット中央アーキだ。
まとめ
わずか徒歩で10分くらいのエリアであるが、こんなにもたくさん建築の作品があるのだ。おすすめ商品 死ぬまでに見ておくべき100の建築
街を何気なく歩いても面白い建築を見かけることがあるのが東京だ。
後から調べて見ると有名な建築家の作品だったりする。
今回紹介したもの以外でもふとした場所に建築家の作品があるだろう。ぜひ表参道周辺に行った際は建築にも注目してもらいたい。
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