世界でもっとも黒い物質の穴?穴があることを認識できない穴【c】

世界でもっとも黒い物質の穴?穴があることを認識できない穴【c】 ヴァンタブラック ベンタブラック
世界で最も黒い物質で作られた??

普段見ている黒は多少なり光を反射している。
しかしこの物質は限りなく光を反射しない。今まで体感したことのない得体のしれない黒だ。


世界で最も黒い物資で作られた穴?

私たちは光の反射で物があることで、物の形、距離を認識している。
黒色であっても形を認識できるのは、光を多少なり反射しているということだ。普通の黒の光の吸収率は95%~98%だ。

しかし開発された世界で最も黒い物質は光を99.96%吸収する。その物資の名はVantablack(ヴァンタブラック) という。

世界でもっとも黒い物質の穴?穴があることを認識できない穴【c】 ヴァンタブラック ベンタブラック
そしてその物質で作られて穴がこちらだ。
穴?ただ地面が黒いだけでは?と思ってしまう。しかしここには確かに深さ2.4mの穴があるという。

そう光を反射しないため立体として感じることができないのだ。

インド出身の彫刻家、アニッシュ・カプーア氏の作品だ。
「Descent into Limbo(辺獄への転落)」と名付けられ、ポルトガルの美術館に展示されている。

不思議な感覚だ、、
無、漆黒の闇、ブラックホール、、恐怖すら感じる。

穴があることを信じることができなかった人もいたのだろうか?先日イタリア人男性がこの穴に転落する事故が起きたという。

穴はあったのだ。
「世界で最も黒い物質」で加工された穴 展示作品に男性が落下


世界でもっとも黒い物質の穴?穴があることを認識できない穴【c】 ヴァンタブラック ベンタブラック
ちなみにこちらがヴァンタブラックでコーティングされたアルミホイル
写真の加工はされていない。

黒い部分もアルミのシワがあるはずだが、光を吸収してしまうためシワが認識できないのだ。

恐ろしい黒だ、、


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