その植物は乾燥すると丸まって休眠状態に入る。しかし水を与えるとすぐに復活する不思議な草だ。
枯れ草の状態かた見事な復活をする草
植物は乾燥や寒さを乗り越えるために休眠状態をとる事がある。実は種の状態も休眠状態だ。種の状態で何年も保存していても水を与えれば芽を出す。休眠状態は植物にとっては普通の事でもある。
しかしこの植物は成長した段階で休眠し復活するのである。
その植物というにがテマリカタヒバという植物だ。
またの名を復活草という。
その名の通り枯れ草のような状態から見事な復活を遂げる。
メキシコの標高1000〜1600mの高地の乾季と雨季がはっきりした土地に自生する植物だ。
もう枯れてしまった枯れ草のように見える。流石にこの状態からは戻る事はできないのではないだろうか？と思うほどだ。
しかし雨季がきて水をえると見事に復活するのだ。
そんなテマリカタヒバが復活する動画だこちらだ。
こんな植物だったのか？と驚くような復活をする。
なぜこのような休眠状態を維持できるのか？という謎にはトレハロースという物質が大きく影響していると言われている。
テマリカタヒバは細胞内に多量の糖トレハロースを持っている。
このトレハロースの作用により細胞と細胞を構成するタンパク質、核酸、膜などを乾燥状態の中、破壊から守っている。どのようにトレハロースが作用しているのかまだはっきりとはわかってはいない。
テマリカタヒバは休眠状態で数年間も生き延びる事ができるという。
またこの休眠状態は数十回も繰り替えす事ができる。しかし回数を重ねるごとに復活能力は落ちていくという。
そして時には復活できずに死んでしまう事もある。
不思議な植物の生命力を感じる植物だ。
http://aquiya.skr.jp/zukan/Selaginella_lepidophylla.html
http://karapaia.com/archives/52272323.html
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