オリンピクの五輪のロゴで表現した世界の現状。まだ世界は歪だ…【a】

ついに来年、2020年には東京オリンピックが開催される。

オリンピックは世界が集まる大会だ。スポーツを楽しむだけでなく、世界のことについて考えるいいきっかけになるかもしれない。

そんな世界の事を考えるきっかけになりそうな2012年のロンドンオリンピックの際に作られた逸脱なアートを紹介しよう。


■五輪の輪で世界の現状を表現

オリンピックのロゴは5つの色の違う輪でデザインされている。5つの輪はそれぞれの大陸を表していると言われている。

そんなオリンピックのロゴで5大陸の現状を表現するアートだ。その作品を作ったのはブラジル生まれで現在ロンドンを拠点に活躍するデザイナーのGustavo Sousaだ。


オリンピックの組織委員会はヤクザより怖いとう噂もあるので本来のオリンピックのロゴは省略したい。言葉で説明すると青・黄・黒・緑・赤の5つの輪があり、それぞれが大陸を表している。
どの色がどの大陸とは実は決まってはいない。

それを今回は
青=オセアニア(0.3億人)
黒=ヨーロッパ(7億人)
赤=南米アメリカ(10億人)
黄=アフリカ(12億人)
緑=アジア(44億人)
と仮定し作品を作った。

1.TVが自宅にある家庭の割合
五輪の輪は通常は同じ大きさだ。しかしその大きさがバラバラだ。
黄色が小さく、黒が少し大きい。そうこれは各大陸の何かの数や比率や割合を表しているのだ。

そうこちらは自宅にTVがある家庭の割合になっている、
ーロッパが一番大きく、アフリカは一番小さい。やはり世界でまだ差があることがわかる家でオリンピックを見れない人たちも多いのだ。

2.囚人の数
こちらは人口の多いアジアが多く、次にアメリカ大陸、意外にもアフリカは少ない。
取り締まりができていない可能性も考えらる。


3.有害廃棄物の量
アジアがダントツだ!人口の多さから言えば仕方ないか?
しかしアフリカは人口の数から見ても少ない、経済の発展が一番進んでいないことがわかる。


4.世界中のコカ・コーラの販売本数の割合
まあこれはアメリカ、ほぼ北だろうという結果。


5.マクドナルド直販店の数
やっぱりアメリカって多いんだ!という結果。


6.肥満人口の割合
やはりアメリカとオセアニアだ。アフリカとアジアは小さい。
一方は飢え、一方は肥満になっている。


7.銃保有者数
差があまりない形になった。つまり比率で言えばオセアニアが高くアジアが低いということか?


8.小児死亡率
これは差が出る結果になった。アフリカ、アジアが高く、ヨーロッパは低い。


9.人口
アジアが圧倒的に多い。今後もアジアはさらに増えると考えられている。



10.カトリック教会の司祭の数
圧倒的にヨーロッパ。まあそれはそうだろう…


11.亡命者の数
こちらもヨーロッパが圧倒、そしてアメリカ。アジア、アフリカ、オセアニアは極小だ。
ヨーロッパの中立的な国や、アメリカやロシアに対する国に亡命するのかもしれない。


12.HIV感染者の数
こちらも小児死亡率と同様にアフリカが圧倒的に多い。


13.一人あたりのCO2排出量
国で見ればアメリカが圧倒的なのだろうが、大陸で分けるとオーストラリアを要するオセアニアだ。次にアジアだ。
アジアの排出量は今後も増えるだろう。


世界の各国が平等にスポーツで参加する平和の祭典がオリンピックだ。
しかし世界の現状はまだまだ差があることがわかるだろう。

この五輪の輪が本当の意味で同じ大きさになる日はくるのだろうか?
参照元:https://vimeo.com/45658298

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