注意、これは写真ではなく絵です!驚くべきハイパーリアリズの絵画8枚【a】

チャック・クロースの作品
絵画には様々なジャンル、分類が存在している。
印象派、抽象画、シュルレアリスム、ポップアート、グラフィティ、新表現主義、鉛筆画、版画、水墨画など、、


その中で現実をよりリアルに再現する写実的な絵画は昔もそして現在でも続いている分野だ。
そして現代の写実的な絵画はもはや写真と見分けがつかないレベルにまで進化をしていた。

写真と見分けがつかないリアルな絵画

そのジャンルはスーパーリアリズム、ハイパーリアリズム、フォトリアリズとも言われ、1960年代〜70年代前半にアメリカで生まれた。

写真を用いて機械的な手法で克明に写しとるという方法で絵画を描く。
写真の平面性を再現し感情を排除したものと言わている。

スーパーリアリズムはポップアートの流れを汲み、抽象画に対する批判として生まれた。
しかし写真を使っている技法から評論家から批判もあった。そんなスーパーリアリズムの絵画を紹介しよう。


マザー・テレサの写真??見た事ある写真だ。しかしこれも絵画だ!
ロンドン拠点に活動するアーティストKelvin Okaforの作品だ。鉛筆や木炭などモノクロームな素材を使い超リアルなポートレイト作品を製作している。


美しい夕日と海だ。。これも絵だ。
アーティスト、Ron Bolt(ロン・ボルト)の作品だ。海や海岸のなどのモチーフを多く描き、水や波をリアルに描く。


アメリカの田舎の街の風景写真?これも絵だ。
カナダ人のアーティスト、Rod Penner (ロッド・ペナー) の作品だ。アメリカの小さな街の風景を描く。


水がリアルだ。。
スコットランド出身のアーティスト、Paul Cadden (ポール・キャデン ) の作品だ。チョーク(白墨)とグラファイト(黒鉛)によって描かれている。


ここは?東京のどこかの風景か?
この作品はアメリカ出身のRichard Estes (リチャード・エステス) の作品だ。スーパーリアリズムの第一人者でもある。油絵によって写真と見間違えるリアルな作品を描く。

ただ写真そっくりなだけでなく、風景を再構成し独自の世界を作りあげる。

流石にこれは写真だろ? 反射や光がリアルすぎる、、
この作品はカナダ生まれのアーティスト、Jason de Graaf (ジェイソン·デ·グラーフ) の作品だ。アクリル絵の具によって描かれた作品だ。

これは絶対に写真だ!信じない!
この作品はオーストラリアを拠点に制作活動を行っているRobin Eley (ロビン·イリー)の作品だ。透明なビニールをもすごくリアルに再現した。


アメリカ出身のアーティストチャック・クロース(Chuck Close)の作品だ。1970年代の初頭。ハイパーリアリズが台頭して着た時代に写真と見分けがつかないようなリアルにポートレートを描き有名になった。




単純に写真と見分けが使いないリアルな絵はすごい!と感じる。
相当な技術と根気が必要なことは誰にでもわかる。

だが、それなら写真でいいのではと思ってしまうのもわかる。

アーティストが自信の個性や思いを込めて作品をつくる。それも確かにアートだ。
しかしかつてウォーホルはこう言った。
「アンディ・ウォーホルって人間について知りたければ、ぼくの絵や映画を、ただ表面的に見ればいい。そこにぼくがいるから。裏には何もないんだ。」
ポップアートの流れを組むのがスーパーリアリズだ。ただ忠実に再現するだけ、、その裏には何もない。

そこに哲学を感じるのだ。それはアートだ。

スポンサーリンク

スポンサーリンク