夏になると東京には当然、雨が降る事がある。夕立とは違う、ゲリラ豪雨というやつだ。
ゲリラ豪雨は決して嬉しいものではない。
雨に濡れるのは嫌だし、傘はめんどくさいし、時には災害になる。
しかし雨上がりの世界はより美しくなる。
雨上がりは輝く世界に
正確な日は憶えていないが、
その日もゲリラ的に雨が降ったであろうか？ゲリラ豪雨は激しく怒り狂うように降り、一瞬で通りすぎていく。
その日も激しく雨が降り、そしてそのあとすぐに雨が嘘のように晴れ渡った。
とっさに、、
僕はこれは綺麗な風景の写真が撮れる！と思い一眼を持って新宿の街に飛びだした。
これはその時撮った写真だ。
美しいのだ。
空気の汚れを雨が洗い流し、空気が透明感に溢れていた。
雨の残った水滴が、夕日に照らされて街全体が輝いているのだ。
雨は空気の汚れを洗い流してくれると言う。
そしてその風景は心の汚れも洗い流してくれるようだ。
雨を嫌がるだけでなく、どんな風景が見れるのだろう？と少し心待ちにすれば
世界は少し楽しくなるかもしれない。
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