落水荘(Fallingwater)、死ぬまでに一度は見たい建築。滝と融合した建築?【a】

死ぬまでに一度は見たい、美し建築を紹介しよう。

今日は建築界の3大巨匠と言われる、
フランク・ロイド・ライトの名建築、落水荘(Fallingwater)だ。

滝と一体化した建築、落水荘(Fallingwater)

落水荘は建築家フランク・ロイド・ライトによってつくられたモダニズムの名建築である。

1935年エドガー・カウフマンの邸宅として作られた。ペンシルベニア州のピッツバークから南東に80kmの場所にある。


1964年からは一般にも公開され、以来450万人を超える観光客が訪れている。
ライト72才の頃の後期の先品だ。

モダニズ建築の名作であり、豊かな自然と融合している姿が素晴らしいのだ。

アメリカの200年の歴史の中で一番の名建築に選出されたこともある。

施主ともめた?建築

昔の建築家は施主ともめたというエピソードをよく聞く。

自分の作りたいものを施主に相談する事なく作ってしまうのだ。
日本ではあり得ないことだ。それだけ建築家の地位とこだわりが大きいのだろう。

当初
カウフマンの要望は滝を見ることができる建築であったが、ライトは滝の上に作ってしまったのだ。

そのことで当初はも揉めた、、

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見る人や観光にはいいかもしれないが、住むには滝が近すぎてうるさいのだという。

24時間、滝の音がするのだ。それは苦痛かもしれない。

観光名所として見学もできる

今では観光名所としても見学もできる。


建築好きな人はいつか見に行きたい建築の一つであると思う。
だが建築に興味がない人でも、難しい事は考えずにこの建築は楽しめるだろう。

この角度からの写真が最も有名だ。

滝と建築が一体となってる様子がわかる。
この角度からは写真撮影ができるように撮影スポットも用意されているのだ。

滝が建築の中から流れているようだ。

建物が片持ち梁で滝に突き出る構造になっているのだ。

垂直、水平というモダニズムの特徴も見ることができる。

リビングの天井は低くなっている。
これはリビングにいる者の意識が外に向くように意識されているのだ。

張り出したリビングからは水辺に降りることもできる。


建築の梁と岩が一体となっている。

建物の中には岩が?
これも自然の岩をそのまま利用している。

浮世絵からのインスピレーション得てつくられた

ライトは浮世絵の収集家でもあり、この建築を作る時も葛飾北斎の諸国瀧廻り 木曽海道小野ノ瀑布をイメージして作られたともいう。

確かにそう言われれば似てるかもしれない。

内部の家具なども自らデザインしたものもある。

日本好きだったのか?ザブトンという名の家具もある。

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まとめ:ライトの再起となった

建築界の巨匠として知られているライトであるが、実はこの落水荘の依頼があった時期は建築家として低迷していた。

不倫や惨殺事件などがあり、経済的、精神的にも落ち込んでいたのだ。

収集した浮世絵を売ることでなんとか生計を立てていたのだ。
この落水荘が再起のきっかけにもなり再び表舞台に戻って来れたのだ。

だがその作品は世間に媚びることなく
自分を突き通したすばらしい建築になったのだ。
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