なんとそのアヒルが巨大化し、世界中を旅するというアート作品があるので紹介しよう。
巨大な黄色いアヒルが旅をする。ラバーダックプロジェクト
突然都市の川や海などに巨大なアヒルさんが現れるのである。シュールなイベントでも開催されたのか?と思ってしまうかもしれないが、実はこれはアート作品であるのだ。
この作品を作ったのはオランダ人アーティスト、フロレンティン・ホフマン氏だ。
公共の空間に巨大な造形物をつくることで知られている。
こちらは兵庫県立美術館にある彼の作品「美かえる」である。
巨大なかえるのオブジェである。
阪神淡路大震災からの復帰のシンボルとしてこの美術館に作られたのだ。
そしてそんな彼の代表的な作品が「ラバーダックプロジェクト」である。
2007年に初めて作られ、これまでにヨーロッパ、南米、アジア、オセアニア、中東、北米と、世界中を旅している。
このアヒルは美術館を抜けだしたアートだ。
街やその場所の風景を舞台にするパブリックアートである。
シドニーに現れたラバーダックの様子(2013年)
アメリカのエリー湖(2016年)
マカオ、中国
カナダ、オンタリオ
アムステルダム、オランダ
この黄色いアヒルは政治や国境、人種などの枠組みを超え、異なったアイデンティティを持つ人々に癒しを与える。
子供の頃の記憶や思い出を呼び起こさせるのだという。
純粋な気持ちを思いださせ、
同じ人類であることを教えてくれる存在であるのだ。
また
黄色いアヒルは幸福の象徴であるのだという。
また常に展示されるのではく、期間をもうけることで人々の記憶に刻まれることを目的としている。
日本にも来ている?
このアヒルは日本にも訪れている。2009年に大阪で行われたイベント「水都大阪2009」に最初に訪れ、そして2010年には広島の尾道市にも来た。そしてその後、度々日本にやって来ているのだ。
こちらの写真は2013年に大阪にきた時の写真だ。
こちらは尾道に来た時、「海フェスタおのみち海の祭典2012尾道・福山・三原」での様子だ。
いずれどこかで出会う日がくるかもしれない。
しぼんだり破れたりするハプンングも多い?
しかし巨大な風船のようなアヒルは割れてしまったり、しぼんでしまうことも多々あるのだ。悲惨な状態になってしまったアヒルさんもいる。
移動中に橋に頭をぶつけてしまい、、
https://matome.naver.jp/odai/2138217522676197101
世界中でも起こっている。
台湾ではいきなり破裂してしまった。
しぼんで回収されるアヒル。
香港で沈みかけるアヒル。
中国では規制対象になった?
また中国にも度々訪れているが、人種や国境を超えるアヒルさんは過去に中国で起こった民主化運動、天安門事件に結びつけれたこともある。その時に中国政府が規制をかけて「黄色いアヒル」を検索できなくなったのだ。
まさに中国の闇の部分を黄色いアヒルが浮かび上がらせてしまった。
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幸運が訪れるアヒルさんに出会ってみたいものだ。
かわいらしいだけの存在ではなく、人種や国を超え皆が同じ気持ちや心を持っていることに気づかせてくれるのだ。
参照元:http://www.hetgallery.com/rubber-duck-project.html
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