フォトショプを現実の世界に再現した?物体を消してしまったアート【a】

クリエイターやデザイナー、写真家などの人たちにとってお馴染みで欠かせないソフト言えばフォトショップだ。

写真を編集、加工できるソフトだ。そのソフトが現実世界に??

消えた車?フォトショップの世界が現実に?

写真を編集、加工するのに使うのが、Photoshop(フォトショップ)通称フォトショだ。

写真の明るさや色味を変え、見栄えをよくしたり、時に邪魔な背景や物体を消したり、合成をしたり。
自由自在に編集できるソフトだ。


そんなフォトショプの世界を現実世界に?
フォトショを使っている人ならこう思ったかもしれない。あー切り取ってフォトショで編集している最中ね!

ん?しかしなんか少し変だ、、これは編集途中ではない!
実際の物体が市松模様に塗られているのだ・

フォトショに馴染みのない人にはなんだこれは?とわからなかかったかもしれない。


フォトショップで背景に何もない状態、透明であることを表す図なのだ。この車邪魔だから消そうと車は消されてしまったのだ。


この作品はロシアのエカテリンブルクで毎年、7月の始めに行われるグラフィティ祭り「Stenograffia」の際につくられた作品だ。

7人組のアーティスト集団、「Стенограффии」が製作した。

車にペイント施し、現実世界にフォトショを再現したのだ。

実はこの作品はロシアで問題になっている放置車両の問題を提起した作品なのだ。
フォトショップのように簡単に消せればいいが、消せない。視覚的にこの問題を訴えたのだ。

凹凸がある物体なのに全て均等な市松模様に見えるのは、錯視を利用した計算がされているからだ。

近くに行くとこんな感じなのだ。


コンピュータの世界では見たくないものはすぐ消せる。しかしリアルな世界はそうは行かないのだ。

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