「いろのないえのぐ」色の世界は無限?想像力を高めてくれる絵の具【i】

色の世界は無限?想像力を高めてくれる「いろのないえのぐ」【i】
なまえのないえのぐ。

色は本来は区切りがない世界だ。
しかしそれを人間が色を区切って名前をつけている。

そんな色の世界が無限であることを教えてくれる絵の具を紹介しよう。


色の名前のない絵の具

絵の具を買うと通常は色の名前がついているだろう。
青色、緑色、水色、オレンジなど、しかしこの絵の具はそんな先入観から解き放ってくれる。

その絵の具は色が無限であること、
色がどうやってできるのかその仕組みを教えてくれるのだ。


色には光の三原色と色材の3原色の2つがある。
紙などの印刷物の色はCMYの3原色によって生み出されるのだ。
Cシアン、Mマゼンタ、Yイエローである。

子供の頃に買った絵の具は最初から色が作られている。
色の組み合わせでいろんな色ができることには気づかない。

色の世界は無限?想像力を高めてくれる「いろのないえのぐ」【i】
しかしこの絵の具には名前がないのだ。書いてあるのは3原色の配分だ。



色の世界は無限?想像力を高めてくれる「いろのないえのぐ」【i】
上の段には3原色と白と黒がある。

そして下の段には3原色の配分が描かれた絵の具がある。
普通の絵の具に慣れてしまった僕らは、出して見ないとそれがどんな色かはわからないのだ。

色の世界は無限?想像力を高めてくれる「いろのないえのぐ」【i】
色は3原色の組み合わせによって無限に作ることができることを教えてくれる。
シアンとマゼンタをこのくらい混ぜれば、こんな色になる!という色の感覚が自然と身につくだろう。

子供の感性と想像力を広げてくれそうだ。


「水色」という色がある。でも蛇口から出てくる水は、そんな色じゃない。
「肌色」という色がある。でも、恥ずかしがってるあの子のほっぺはもっと赤い。
幼いころに感じていたそんな違和感から、このえのぐを考えました。混ぜたり、薄めたりして色を自分で生み出す。その楽しさに、子供はもちろん、大人も夢中になってくれるはずです。
作者引用

色の世界は無限?想像力を高めてくれる「いろのないえのぐ」【i】
実はこれは文具メーカーのコクヨが毎年行っている「コクヨデザインアワード」という商品化を目指すアイディアコンペに出された作品であるのだ。

そしてコクヨデザインアワード2012で見事グランプリをとり、商品化されたのだ。

現在もアマゾンから購入も可能だ。

何を描く?
子供は自由に描くかもしれないが、凝り固まった大人には逆に難しく困ってしまいそうでもある。
参照元:http://www.kokuyo.co.jp/award/archive/goods/namae.html

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