アート奇妙な

主張しない存在感？「無」を表現した看板【a】

広告は自己主張をするものだ。
街中で車から、電車の中から、スマホまで現代はどんな場所にも広告が溢れている。

それは刺激的で情報に溢れ、少しでも目につこうと自己主張をしてくる存在だ。
そんな存在へのアンチテーゼであるのだろうか？

その広告は「無」を表現した。

現代はどこに行っても広告に溢れている時代だ。自己主張をし、少しでも目に入ろうとしてくる。

しかし広告に溢れすぎ、その刺激に慣れてしまっているのかもしれない。

そんな現代の広告に対するアンチテーゼのような作品を紹介しよう。

それがこの「無」を表現した看板である。
この作品を作ったのはアーティストAnnie Hanと建築家のDaniel Mihalyoによって設立されたLead Pencil Studioだ。

1997年に立ち上げられ、シアトルに拠点を置く。

バンクバーに作られたインスタレーションアートだ。
本来広告が存在する場所には何もなく、その周りを黒いもやのようなものが縁取っている。。

異様な感じがする、、少し恐怖も感じる作品だ。
ステンレス鋼片で作られている。

自己主張をしない、無の広告は逆に人々の目に入るのだ。

広告とは何か？目立つとは何か？存在とは何か？を考えさせてくれる作品だ。

ミライノシテン