山口県宇部市では2年に一度の現代彫刻展、UBEビエンナーレを行っている。
以前2015年の作品を紹介した。
そして昨年2017年秋に第27回が行われた。
今回ようやく見に行くことができたので紹介しよう。
そして賞を受賞した作品が常盤公園内で実物を制作し展示される。
2017年は29の国と地域から277点もの作品が応募され選ばれた18点の作品が展示されている。
UBEビエンナーレ彫刻の丘
しかし彫刻って面白いの?と
敷居が高く固いイメージがある。
しかし現代の彫刻は固いイメージはなく、見るだけでも面白い作品が並ぶ。
作品として鑑賞したいものから、中に入って体験できるのも、そして一緒に写真をとればインスタ映えしそうなものまであるのでぜひ行って見てらいたい。
2015年の巨大バナナ、2017年は巨大なリンゴになっていた、、、
フルーツ枠でもあるのだろうか?
王道の彫刻作品のような印象を受ける。
水の音と空間がコンセプトだ。
空間で感じた風景や感情などを言葉にし水の中に落とすという。
同時にこの作品には宇部の魅力的な風景と人々のエネルギーをイメージしながら作られ「リメンバー宇部」というタイトルになった。
ステンレススティールで作られ、固い金属で水が表現されている。
一瞬の中に永遠も感じることができる作品だ。
「森の掟」というタイトルで人間はこれからどのような方向に進むのだろうか?間違って方向に進んではないだろうか?自然の掟を知らなくてはいけない。
と問う作品だ。
逆光であまりうまく撮れていない、、
中に入ることもでき、、天の川のような美しい光を作りだしている。
また胴で作られてこの作品は年月をかけ、まるで森に覆われるように緑色に変化していく。
とてもうまいとは言えないうまヘタな動物たちがピラミッドを作っている。
この作品を作ったのはドイツの出身のアーティスト、ハンス・ショールさんだ。
日本語に訳すと「動物組み立てキット」。
25mmの薄い鉄板でつくられている。
楽しく、子供が喜びそうな作品であるが、実はよく見るとこの動物たちはいろんな動物の部分を組み合わされたハイブリット動物なのだ。
遺伝技術はクローン技術が当たり前になり、動物キッドをク組み立てるように”動物を作る”行為が当たり前になる日がくるかもしれない、、、と暗示しているのだ。
黒い大きな石版のようなものがそこにある。この作品を作ったのは藤島明範さんだ。
北極星との関係を考えて作られた作品だ。
水平面に対して仰角33度56分の穴が穿たれており、地軸にあわせて正しく設置することによって北極星の光が穴に差し込むのだ。
この場所ではるか遠い宇宙の星と対話をすることができる。
昆虫や鳥が空を飛ぶ様子に憧れ、「重力からの離脱」をテーマにした作品だ。
重く、飛ばないはずの石が今にも飛びそうなその様子には不思議である。
小さな石を積み重ねることにより時間の可視化を試みた。
近くで見るとレゴブロックのような小さな石の塊であることがわかる。
石上和弘さんの作品。
市民賞という来場者の投票数が最も多い作品に与えられる賞を受賞した。
食べられ芯だけ残ったリンゴは心もとなくうつるが、食べた部分は人間の一部になったとも言える。その空間は生に転換した証拠であり充実した空間だ。
それを建築的に試みた作品だ。
灯台は海の船乗りたちにの道しるべとなるものだ。
この灯台は明かりがつかないが、風によって風車が回るという。
どこか遠くの世界に思いを伝えてくれるのだろうか?
中に入ることもでき万華鏡のようになっている。
その名の通り、子供が中に入って遊ぶことができる。子供が遊ぶことで完成する作品だ。
海の波をイメージしてつくられた。
木工の彫刻作品でザトウクジラがゆったりと空を飛んでいるような作品だ。
大空と大きな公園を泳ぐ気持ちのいい作品だ。
木の造形を楽しんで欲しい、そして「海の生き物とそれを取り巻く環境」について考えて欲しいと作られた。
動物の有機的なフォルムと足場の工事的な雰囲気が対比を生み面白い作品だ。
そのカエルの後部は農具のようになっている。
水辺に向かうカエルと陸に向かう農具という相反するものが融合しているのだ。
しかしそれは現代の人間のようにも映る。
生き物としての人間と発展を求める人間。
人間と自然の関わりを考えた作品だ。
こちらは土で作られた作品だ。一見奇妙で意味不明な形態であるが、土は地球であり地球は土である。
その土が叫び立ちがる様子を表現したのだ。
リンゴは誰からも愛されるる果物だ。ふくよかで可愛いフォルムも魅力である
そしてそれを大きな作品にしてしまった。
この作品は約1万2,000年前い太平洋に死んだと言われる伝説の大陸、ムー大陸からの使者という設定だ。
面白い、、まだこの世界には不思議はたくさんあるのだろう。
真直ぐな鉄の棒が繋がりあって有機的な形態を作っている。生物の根源的なものも感じる作品だ。
山口県のおすすめ商品
、、、うむ難しい、、
このようにいろんなタイプの彫刻作品が並んでいる。ぜひ宇部に来た際は、ときわ公園に行った際は彫刻作品を見に行ってもらいたい。
以前2015年の作品を紹介した。
そして昨年2017年秋に第27回が行われた。
今回ようやく見に行くことができたので紹介しよう。
バナナからリンゴに??面白い彫刻が並ぶビエンナーレ
宇部市は1961年から2年に一度彫刻展が行われている。歴史があるのだ。そして賞を受賞した作品が常盤公園内で実物を制作し展示される。
2017年は29の国と地域から277点もの作品が応募され選ばれた18点の作品が展示されている。
UBEビエンナーレ彫刻の丘
しかし彫刻って面白いの?と
敷居が高く固いイメージがある。
しかし現代の彫刻は固いイメージはなく、見るだけでも面白い作品が並ぶ。
作品として鑑賞したいものから、中に入って体験できるのも、そして一緒に写真をとればインスタ映えしそうなものまであるのでぜひ行って見てらいたい。
2015年の巨大バナナ、2017年は巨大なリンゴになっていた、、、
フルーツ枠でもあるのだろうか?
2017年大賞 リメンバー宇部
2017年の大賞受賞作品はこちの作品だ。韓国のアーティストキム・キョンミンさんの作品だ。王道の彫刻作品のような印象を受ける。
水の音と空間がコンセプトだ。
空間で感じた風景や感情などを言葉にし水の中に落とすという。
同時にこの作品には宇部の魅力的な風景と人々のエネルギーをイメージしながら作られ「リメンバー宇部」というタイトルになった。
ステンレススティールで作られ、固い金属で水が表現されている。
一瞬の中に永遠も感じることができる作品だ。
宇部興産株式会社賞 森の掟
一見ああまり目立たない作品だ。伊藤嘉英さんの作品だ。
「森の掟」というタイトルで人間はこれからどのような方向に進むのだろうか?間違って方向に進んではないだろうか?自然の掟を知らなくてはいけない。
と問う作品だ。
逆光であまりうまく撮れていない、、
中に入ることもでき、、天の川のような美しい光を作りだしている。
また胴で作られてこの作品は年月をかけ、まるで森に覆われるように緑色に変化していく。
毎日新聞社賞 Construction Kit Animal
なんだ?と思わず目を惹かれる作品だ。とてもうまいとは言えないうまヘタな動物たちがピラミッドを作っている。
この作品を作ったのはドイツの出身のアーティスト、ハンス・ショールさんだ。
日本語に訳すと「動物組み立てキット」。
25mmの薄い鉄板でつくられている。
楽しく、子供が喜びそうな作品であるが、実はよく見るとこの動物たちはいろんな動物の部分を組み合わされたハイブリット動物なのだ。
遺伝技術はクローン技術が当たり前になり、動物キッドをク組み立てるように”動物を作る”行為が当たり前になる日がくるかもしれない、、、と暗示しているのだ。
宇部マテリアルズ賞北極星との交信Ⅴ
北極星との関係を考えて作られた作品だ。
水平面に対して仰角33度56分の穴が穿たれており、地軸にあわせて正しく設置することによって北極星の光が穴に差し込むのだ。
この場所ではるか遠い宇宙の星と対話をすることができる。
山口銀行賞 重力飛翔-はるか かなた
変哲のない石に飛行機の翼が付いている。こちらは佐藤慈男さんの作品。昆虫や鳥が空を飛ぶ様子に憧れ、「重力からの離脱」をテーマにした作品だ。
重く、飛ばないはずの石が今にも飛びそうなその様子には不思議である。
宇部商工会議所賞 時空ピラミッド
遠くから見ると蟻塚のような立体物がそこに存在している。北川太郎さんの作品。小さな石を積み重ねることにより時間の可視化を試みた。
近くで見るとレゴブロックのような小さな石の塊であることがわかる。
島根県吉賀町賞・市民賞 アフターアップル
そして今回の作品の中でも特に目を引くのがこの作品だ。食べられ、芯だけ残った巨大なリンゴがある。石上和弘さんの作品。
市民賞という来場者の投票数が最も多い作品に与えられる賞を受賞した。
目を引くポップな作品だ。インスタ映えもしそうだ!
食べられ芯だけ残ったリンゴは心もとなくうつるが、食べた部分は人間の一部になったとも言える。その空間は生に転換した証拠であり充実した空間だ。
それを建築的に試みた作品だ。
山口県立美術館賞 風の灯台
灯台のようなものが建っている。ナカイデ・タケヒコさんの作品だ。灯台は海の船乗りたちにの道しるべとなるものだ。
この灯台は明かりがつかないが、風によって風車が回るという。
どこか遠くの世界に思いを伝えてくれるのだろうか?
中に入ることもでき万華鏡のようになっている。
島根県立石見美術館賞 遊
大きなフラフープ?のような作品だ。増野智紀さんの作品。その名の通り、子供が中に入って遊ぶことができる。子供が遊ぶことで完成する作品だ。
海の波をイメージしてつくられた。
下関市立美術館賞 大きな翼
ザトウクジラが空を飛んでいる?こちらは神山豊さんの作品。木工の彫刻作品でザトウクジラがゆったりと空を飛んでいるような作品だ。
大空と大きな公園を泳ぐ気持ちのいい作品だ。
木の造形を楽しんで欲しい、そして「海の生き物とそれを取り巻く環境」について考えて欲しいと作られた。
エルクの工事現場
大きな鹿に足場が作られ、まるで工事現場のようになっている。村中保彦さんの作品。動物の有機的なフォルムと足場の工事的な雰囲気が対比を生み面白い作品だ。
水陸(共生)
ブリキのおもちゃのカエル??首藤晃さんの作品そのカエルの後部は農具のようになっている。
水辺に向かうカエルと陸に向かう農具という相反するものが融合しているのだ。
しかしそれは現代の人間のようにも映る。
生き物としての人間と発展を求める人間。
人間と自然の関わりを考えた作品だ。
この星の声
なんだこれは?と奇妙な形をした作品だ。土井宏二さんの作品。こちらは土で作られた作品だ。一見奇妙で意味不明な形態であるが、土は地球であり地球は土である。
その土が叫び立ちがる様子を表現したのだ。
りんご りんご
実はもう一つりんごの作品があるのだ。土屋昌義さんの作品だ。リンゴは誰からも愛されるる果物だ。ふくよかで可愛いフォルムも魅力である
そしてそれを大きな作品にしてしまった。
ムー大陸よりⅡ
これも目を引く作品だ。人面の巨大な魚がいるではないか?安藤泉さんの作品だ。この作品は約1万2,000年前い太平洋に死んだと言われる伝説の大陸、ムー大陸からの使者という設定だ。
面白い、、まだこの世界には不思議はたくさんあるのだろう。
catch and release
これも不思議な作品だ。何かミクロの世界のような雰囲気を感じる。岡田健太郎さんの作品。
真直ぐな鉄の棒が繋がりあって有機的な形態を作っている。生物の根源的なものも感じる作品だ。
山口県のおすすめ商品
言葉
キューブがいくつも積み重なった形態だ。武田克史さんの作品。言葉は象徴的に存在を明らかにする。これを自ら他へ無秩序な世界に放つと、言葉を受けた他は、その視点を内在化して結果、自と他に関係性が作られ、他から自へも言葉が向かう。
、、、うむ難しい、、
このようにいろんなタイプの彫刻作品が並んでいる。ぜひ宇部に来た際は、ときわ公園に行った際は彫刻作品を見に行ってもらいたい。
スポンサーリンク
スポンサーリンク