人間をはじめ霊長類の多くには暴力的な一面もある。力で集団を支配したり、隣接するグループと争ったりする。
人間に近いとされるチンパンジハーでさえ、同種間での争いや、殺し、レイプ、子殺しなどが見られるという。
やはり頭が良いと言っても所詮は動物か人間が一番?と思ってしまう。しかし霊長類の中で人間よりも平和的な生き物が存在するのだ、それがボノボである。
以前はピグミーチンパンジー呼ばれれいた。チンパンジーの一種と思われていたが異なる新種であることがわかったのだ。
人間に近いとされるチンパンジハーでさえ、同種間での争いや、殺し、レイプ、子殺しなどが見られるという。
やはり頭が良いと言っても所詮は動物か人間が一番?と思ってしまう。しかし霊長類の中で人間よりも平和的な生き物が存在するのだ、それがボノボである。
平和な生き物ボノボとは?
ボノボとは人間に一番近い生き物と言われている生き物だ。類人猿人科、チンパンジー属に属する生き物だ。以前はピグミーチンパンジー呼ばれれいた。チンパンジーの一種と思われていたが異なる新種であることがわかったのだ。
生息地域はアフリカのコンゴ共和国の熱帯雨林に住む。
高い知能
人間に近いと言われていることからもわかるように高い知能を持っているのだ。アメリカのジョージア州立言語大学のスー博士はボノボの研究を行っている。その中で人間の言葉を理解することができるのかという実験を行った。
するとガンジとパンパニーシャという2匹のボノボが言語を理解し、記号が描かれたボードを使い人間とコミュニケーションを取ることにも成功した。
「人形にりんごを与えて」という博士の言葉を理解するパンパニーシャ。
ゲームのパックマンのルールを理解し、日に日に上達する様子が確認された。
また餌を一人じめせず仲間とすぐに分け合うこともするのだ。
動物園でニホンザルを見ていると餌の時間では子供大人関わらず餌の取り合いである。その様子とは対象的である。
一方でチンパンジーは野生においても道具を使うことが確認されているが、野生のボノボでは確認されていない。
この動画の中では怒る演技をするスー博士に対して、ハグのような行動をとり落ち着かせようとしているのだ。
人間でもすぐカッとなり切れる人が多い中、見習わないといけない。
人間も参考にすべき?平和的な解決方法
チンパンジーは暴力的な争いなども多い、縄張りが隣接するグループと争いになることもある。しかしもボノボにはそれが起こらないのだという。ボノボが暴力の代わりに行うのがセックスであるのだ。
お互いの緊張が高まると暴力ではなく性的なコミュニケーションを行い緩和するのである。チンパンジーは暴力が発達したが、ボノボはセックスが発達したのだ。
豊かな性コミュニケーション
人間は生殖行動以外の目的でセックスをするが、ボノボは人間以外でその行動が見られる生き物なのだ。普通、動物は行わない正常位でのセックスを行なったり、キスやオーラルセックスなどもするのである。
またオス同士やメス同士、まだ成熟していない子供などにも見られるのだ。これらの行動は快楽を求める意味もあるがコミュニケーションの役割も多いという。
ボスはメス?
ボノボの集団はメスが優位になる集団であるのだ。この要因も力に依存していないからだ。力でオスがリダーをとるチナパンジーなどに比べ、ボノボはメス同士の友好関係によって地位が確立されるのだ。
メスは近親交配を避けるため、大人(生体)になると自分が育った群を離れて他の群れに行くという。その際にメス同士は性皮を擦り付けうホカホカというコミュニケーションをとる。
ボスはメスになるが基本的には、オスとメスの立場は対等であるという。オスがメスに暴力を振るうこともない。
なんでも食べる
ボノボに争いが起きない理由の一つになんでも食べる雑食性も理由にあるという。チンパンジーが食べない植物の茎なども食べる。こ
そのことにより、食べ物で争うことがないという。
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ま止め:人類はどんなサルだったのか?
ボノボが住むのはアフリカの赤道上のジャングルである。人類もアフリカで誕生した。この地には700万年前には人間の祖先のサルとチンパンジーとボノボの祖先もいた。 そこから人間は他の動物とは一線を画す進化をした。
果たして人間の元のサルは暴力を振るうサルだったのか?
それともボノボのように平和的なサルだったのか?それはなんとなくどちらかわかる気もする。
もし人類がボノボから進化していたら? 暴力やいじめ、戦争が当たり前でない社会、歴史になっていたかもしれ
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