風の谷のナウシカ、腐海が存在している意味とは?そこから学ぶ事は?【j】

風の谷のナウシカ、腐海とはどんな存在か?そこから学ぶ事とは?【j】
皆さんもよく知っているであろう風の谷のナウシカ、、


そのナウシカに出てくるのが腐海だ、、
腐海とは一体なんの為に存在しているのか?

そして宮崎駿はそこにどん思いを込めたのか?それを解き明かして行きたい。

ナウシカの腐海はなぜ存在しているのか?

ジブリの初期の作品で、宮崎駿の代表作であるのが風の谷のナウシカだ。


風の谷のナウシカ、腐海とはどんな存在か?そこから学ぶ事とは?【j】
核戦争で人類の文明が崩壊したあとの世界を描いた作品だ。
文明は破壊し、人々は中世的な生活を送っている。



風の谷のナウシカ、腐海とはどんな存在か?そこから学ぶ事とは?【j】
その世界に存在しているのが腐海だ。
その腐海には奇妙に巨大化した虫と、ショウキと呼ばれる毒をだす植物で覆われている。

人間にとって、
腐海は5分で肺が腐ってしまうほどの環境だ。

風の谷のナウシカ、腐海とはどんな存在か?そこから学ぶ事とは?【j】
マスクなしで人間は生きられない。

そんな腐海を焼き払って人間の文明を再興しようする人々と、森と虫を守ろうとするナウシカの様子が描かれている。


風の谷のナウシカ、腐海とはどんな存在か?そこから学ぶ事とは?【j】
人間は腐海を焼き払おうとするが、王蟲の反撃に合う。

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そして王蟲の亡骸から新たな腐海が生まれる。

風の谷のナウシカ、腐海とはどんな存在か?そこから学ぶ事とは?【j】


生き残った人間はこの世界が汚染されているのは腐海のせいだと考えていた。
腐海が毒をだし、この世界を汚染しているのだと。腐海が広がれば世界がより汚染されると、、
そして腐海を焼き払えば世界は浄化されると考えた。

腐海は世界を浄化していた?

しかしそれは違ったのだ、、

物語の中でナウシカが腐海の地下に落ちた時だ、、

風の谷のナウシカ、腐海とはどんな存在か?そこから学ぶ事とは?【j】
そこに毒はなく、清浄な空気に満たされた世界が広がっていた。

またナウシカは自身の地下室で綺麗な水で育て、
毒を出さない腐海の植物を育てていた。

風の谷のナウシカ、腐海とはどんな存在か?そこから学ぶ事とは?【j】



腐海が汚染されているのではなく、
世界そのものが汚染されていたのだ。

この世界そのものが汚染されていることに気づいた、、
そう、、腐海は汚染された世界を浄化する為に存在していたのだ。

注意:映画と原作ではまた設定が違う。
原作では後に腐海は旧人類が人工的に作り出した浄化装置であることがわかる。


表面的な問題しか見ない

そんな設定だったんだー
だけで済んではいけないのが宮崎駿だ。

現代の我々に何を伝えたいのか?と言う事だ。

このナウシカの世界と腐海の関係から教えられるのは、、
表面の問題だけ見て、本質を見ようとしない人間だ。


腐った食べ物を置いていると虫が沸く、その虫を退治しようと人間はする。
しかし虫が沸くのは腐った食べ物があるからだ。

虫はその腐った食べ物を浄化する存在だ。

風の谷のナウシカ、腐海とはどんな存在か?そこから学ぶ事とは?【j】
表面の問題の虫をどうにかしようと人間は考える。
表面の虫を退治してもまた新たに虫がわく。

それは腐海を焼き払おうとする人間と一緒だ。


虫をどうにかしたいなら、
腐った食べ物や、腐ってしまう環境をどうにかしないといけない。



人間関係や仕事の悩み、恋のトラブルも一緒だ。

ムカつくことがある、イラつくことがある、悲しいことがある、
その感情は表面的な問題だ。

風の谷のナウシカ、腐海とはどんな存在か?そこから学ぶ事とは?【j】
表面的な問題を解決しようと、お酒を飲んだり、飯を食ったり、愚痴を吐いたりする。


表面的に問題(感情)は解消される。
しかし根本の問題は解決されていないのでまた感情は湧き上がる。


その感情、表面的な問題がなぜ生まれるのか?
問題が生まれる背景、根本を見つめないといけない。

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それが本当の解決に繋がるのだ。

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