霧は自然が作り出す気象現象だ。日本でも発生するが、あまり嬉しくはない気象現象だ。視界を悪くし、怖く不気味な雰囲気にもなる。
しかし時には美しい光景を作り出すことがあるのだ。そんな霧が作りだした絶景を紹介しよう。
しかし時には美しい光景を作り出すことがあるのだ。そんな霧が作りだした絶景を紹介しよう。
霧に包まれたシカゴ
ニューヨーク、ロサンゼルスにつぐアメリカ第3の都市であるシカゴだ。アメリカの北部の五大湖のほとりにある。工業地帯の中心の都市であるシカゴは「風の街」とも呼ばれ、ミシガン湖から季節風が吹く。その風が霧を生み出すのだ。
この写真は2011年の夏に地元の写真家、マイケル・ソールズベリーが撮影した風景だ。 オレンジ色に輝く工業都市が霧に包まれ美しくなった。
https://www.flickr.com/photos/67577064@N04/
サンフランシスコと霧
次はアメリカの西海岸の街サンフランシスコだ。年間の気温差が少なく、過ごしやすい地中海気候の都市だ。
太陽が燦々と降り注ぐイメージがあり、霧の印象はあまりないだろう。しかし実はこのサンフランシスコは夏の霧が風物詩であるのだ。
内陸で温められた空気が冷やされ、霧となって流れ込むのだ。
映像では霧が流れ発生する様子が見て取れる。生き物のように流れ成長するようだ。
見ていると心が安らぎ落ち着ける。 先ほどのシカゴに比べ濃い霧だ。
霧というよりは雲海に近いかもしれない。
雲の中にすっぽりと包まれたようだ。 この映像は映画監督のサイモン・クリスティンが映画の撮影のために撮った映像だという。
http://www.simonchristen.com/
http://www.thisiscolossal.com/2013/07/adrift-a-two-year-oddessy-through-the-san-francisco-fog-by-simon-christen/
ブナ林と霧
街の中の霧の次は森の中の霧だ。これはスペインの北部のバスクのブナ林で撮影された霧だ、日本では見ることのない不思議な形の木だ。
ブナ林は標高の高い場所の森で、鬱蒼とはしておらず光が届く森だ。
それが霧に覆われても光が届き、緑に輝く風景が生み出された。 この写真を撮ったのは写真家のOskar Zapirainだ。
香港と霧
以前にも紹介した香港が霧に包まれた風景だ。写真家のアンディ・ヨンが撮った風景だ。アメリカの都市とは違った色彩の都市が霧に包まれた。その風景も美しい。
http://www.andyyeungphotography.com/UrbanFog/
ポーランドの森と霧
次はポーランドの森と霧の光景だ。夜に空気が冷え霧が発生する。そして森に朝日が差し込むと光のカーテンが生まれ美しい光景を作る。
この写真は写真家のBoguslaw Strempelが撮影した。
高い山に登り、その上から森を見下ろすように撮影した。
http://35photo.ru/bogusaw https://www.flickr.com/photos/zapirain/
ドバイと霧
最後は砂漠の中の都市、ドバイと霧だ。高層ビルが多く立ち並ぶこの街にも霧が発生する。
しかしドバイの高層ビルはその霧を突き抜けてしまう。
その光景はSF映画を見ているような近未来的な光景だ。ドバイにある世界一高いビルブルジュ・ハリファが霧のなから突き抜ける。
光の塔が雲の中ら出ているようで、SFの世界のようだ。
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霧は時に迷惑な存在でもあるが、幻想的な風景も作り出すのだ。
そんな世界に一度は出会って見たい。
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