動物が飛び出してくるような場所は街灯もない森や山の中だ。そのため気づくことが遅くなることがある。
それは海外でも同じようだフィランドでは鹿からトナカイに変わる。
そしてフィンランドでは対策として、角に蛍光塗料を塗って角が光るトナカイを作り出してしまった。
夜の森の中の動物は気づかない
地元では街灯もない山の中を車で運転することがある。ある時、山道を走っているとふと何かの気配を感じた。
横を見るとすぐそばに2頭の鹿がいたのだ。
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山道の鹿イメージ |
鹿などの大型の哺乳類でも暗い森の中では直前まで気づかない。気づいた時にはどうしようもないし、衝突などした際にかなりの衝撃だろう。
かなり危険なのだ。
日本では柵を作ったり、動物の嫌がるお音を出したりと対策は行っている。
そしてフィンランドでは鹿に代わりトナカイによる事故が起こる。そんなフィンランドが行った対策とは?
蛍光塗料を塗った角を持ったトナカイ
フィンランドではトナカイが原因の衝突事故が年間3000~5000件起きている。その対策として蛍光塗料を角に塗り、光で反射するようにしたのだ。これにより、車や電車のライトに反射するようになる。
現在は実験段階で2種類の塗料を使い行われている。
1種は角の施される耐久性のあるもの、もう1つは体の毛に施される雨水で洗い流されるものだ。
そして効果があると分かれば、多くのトナカイに施して行く予定だという。
野生のトナカイはいない?
日本でもやったらいいのにと思ったが、野生の鹿にどうやって蛍光塗料を塗るのか?と思った。一頭づつ捕獲して塗るのはコストも時間もかかりすぎる。フィンランドはどうやっているのか?
なんとフィンランドには野生のトナカイはいないのだ。
全て飼われている家畜のような存在なのだという。
フィンランドのトナカイは先住民が昔から遊牧してきたトナカイなのだ。その数はフィンランドだけで20万頭いると言われている。
でも家畜なら事故起きないのだろ?思ってしまう。
しかしフィンランドのトナカイは放し飼い状態なので事故が起こってしまうのだ。飼っている側も事故が起きれば損失であるし、車の運転者にとっても危険だ。
その両面の問題があり、このような対策が考えられたのだ。
日本の鹿はほとんどが野生で事情も違う、なので同じ対策はできないのだ。
参照元:http://www.dailymail.co.uk/news/article-2562967/Finns-reindeer-fluorescent-antler-makeovers.html
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