今年で26回目を迎える紙の可能性を追求するアートコンペティションである。
そんな「紙わざ大賞」の紙で作られた驚くべき作品を紹介しよう。
紙わざ大賞
特種東海製紙株式会社という会社が主催するアートコンペである。昨年の末に第26回の作品展示(東京交通会館 2016年12月13日(火)〜17日(土))が終了し、今年は第27回が開催されるであろう。
紙わざ大賞26 HP
平面、立体は問わず、紙でできた作品であればなんでもOKだ。個人、グループなど問わず一人何作品でも送る事が可能だ。
審査委員には日比野 克彦や画家の福田美蘭などが昨年は勤めた。 大賞は賞金50万円、賞金総額は250万円を超える。
そんなコンペの過去の大賞の中から気にななった作品を紹介しよう。
第23回 紙わざ大賞 海にとける月/西岡 柊
トイレットペーパーで作られたクラゲだろうか?水に溶けるトレットペーパーと海に溶ける溶けるように漂うクラゲは似ているかもしれない。破れやすいトイレットペパーでこんな作品がつくれるとは驚きだ。
第20回 紙わざ大賞 虫は紙に隠れる/宮西 徹
ただの文字が書かれた紙があるだけ?いやよく見て欲しい、虫がいるのだ。自然界の昆虫達が擬態するように、文字の中に擬態する昆虫を作ったのだ。
第18回 紙わざ大賞 マドレーヌ寺院・薬師寺三重塔/野村 秀久
ダンボールで作られた立体的な作品だ。ダンボールのみで奥行きの感じられる日本と西洋の建築が作られている。
第15回 紙わざ大賞 思わず「ふぅーっ」としたくなる/西川 一子
本当に全部紙?と疑いたくなる作品だ。タンポポがまるで本物のようで「ふぅーっ」したくなるね。
第9回 紙わざ大賞 かわにぐつ/河村 友里恵
靴がワニになっているのだ。しかワニ皮の靴ではない、紙でできたワニの靴なのだ。
ジョークも入っていて面白い作品だ。
第7回 紙わざ大賞 赤い帆/大久保 昭一
普通に綺麗な絵にしか見えない、、しかしこれも紙でできた作品なのだ。切り絵のような作品だろうか?
この作品を作った大久保さんは銀行員をしながら絵の創作活動をしてきた人物のようだ。
この作品は大久保さんが考案した、「後越前和紙を染め骨筆で千切って貼るはり絵」だという。
この作品の美しさがわかった。
残念ながら2000年に69歳で亡くなっている。 大久保 昭一HP
他にも過去の作品が見れるのでこちらから。
https://www.tt-paper.co.jp/pam/kamiwaza/prize-past/index.html
まとめ
本当に紙だけで作られたのか?と驚く作品ばかりだ。紙だからできないということはないのだろう、紙でもいろんな作品が作れるのである。想像力と技術にも限界はないのである。
LINEはじめました。秘密結社と友達になろう!!

スポンサーリンク
スポンサーリンク