ジブリ「耳をすませば」の知っておくべき6つの秘密。聖地巡礼の走り?【o】

ジブリアニメの甘すっぱい恋愛映画と言えば「耳をすませば」だ。

近藤喜文監督の作品で、
中学一年生の月島雫と謎のイケメン天沢聖司の青春の甘酸っぱい様子を描いた作品だ。

1995年の公開にもかかわらず今でも新たに若い子のファンも増え続ける作品だ。

「耳をすませば」の秘密!アニメの聖地巡礼の走り?

アニメ映画の「君の名は。」が「千と千尋の神隠し」につぐ日本歴代興行収入2位を記録したが。
この作品で話題となっているのが聖地巡礼だ。

実際の街を舞台に描かれており、映画を見たファンがその場所を訪れる。

その走りと言ってもいいのが「耳をすませば」かもしれない。この作品の舞台と言われるのが多摩ニュータウンと京王線の聖蹟桜ヶ丘駅付近であると言われている。

聖蹟桜ヶ丘駅周辺には今も映画と同じ風景が存在する。耳をすませばファンにとっては聖地的な存在で、その風景を見ただけで懐かしさを感じてしまう。

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】

雫が歩いた、いろは坂。同じ風景が存在する

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】
猫男爵バロンと出会う不思議なアンティークショップ「地球屋」もモデルとなった喫茶店が存在するのだ。

そんな耳をすませばの6つの秘密を紹介しよう。

1.平成たぬき合戦ぽんぽこと同じ舞台? 

耳をすませばの公開の前年の1994年に公開された高畑勲監督作品の平成たぬき合戦ぽんぽこ」ニュータウンの開発で住処を追われる狸を描いた作品だ。

この作品の舞台も多摩ニュータウンの周辺で、実際にある風景が出てくる。

両作品とも京王線駅が登場し同じ駅だとも言われている。
時系的にも同時期であるのだ。

それが感じ取れるシーンがある。平成たぬき合戦ぽんぽこのエンディイグと耳をすませばのオープニングが同じなのだ。

高台から東京の高層ビル群らしき風景を眺める。

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】
たぬき合戦ぽんぽこエンディング

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】
耳をすませばオープニング
ほぼ同じなのだ。

どちらがぽんぽこでどちらが耳をすませばかわからない。 華やかに経済が発展する頃の日本の闇と光の部分かもしれない。

人間の環境破壊の一方では人々の生活が営まれ、甘酸っぱい恋もあるただの恋愛映画で終わらないのだなと、深読みをしてしまうのである。


2.京王電鉄がスポンサー? 

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】
耳をすませばも平成たたぬき合戦、両方に出てくるのが京王電鉄のホームや百貨店だ。

リアルさを追求してるのだなーとしか思わないかもしれないが、実はこの舞台とななった多摩ニュータウンの開発には京王電鉄も出資しているのだ。


京王電鉄にとっては郊外に大規模なニュータウンを作り、そこに通勤の為の線路を引く、さらに駅前に百貨店やデパートをつくる。そうして永続的に利益を確保できる経済圏を作ることができたのだ。


東京の郊外には「ニュータウン(団地)+私鉄+駅前の百貨店」という組み合わせをよく目にするはずだ。

これは京王電鉄がしかけた、生活モデル、経営モデルなのだ。


京王電鉄がスポンサーになって多摩ニュータウンをアピールしたかったのか?という噂もある。
一方で平成たぬき合戦で環境破壊などのイメージがついてしまったニュータウンに詫びる形で、「耳をすませば」を作ったというう噂もある。  

3.耳をすませばと猫の恩返しの関係は? 

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】
助けてた猫について行くと、、不思議な猫の世界に迷い込んだ。
それがジブリの作品の猫の恩返しだ。

この作品には「耳をすませば」に出てきたバロンがでてくる。猫の恩返しではバロンが猫の男爵として、猫の世界に迷い込んだ主人公を助けてくれる。



この両作品にも何か関係性があるのあろうか?
実はこの両作品の原作者が同じ人物であるのだ。

耳をすませばの原作は「耳をすませば」と「耳をすませば 幸せな時間」の2作品。猫の恩返しの原作は「バロン 猫の男爵」。

この原作の作者が柊あおいさんという人物なのである。
設定では「耳をすませば」の月島雫が小説家になり、書いた小説が「猫の恩返し」となっているのだ。

4.主題歌カントリーロード 

耳をすませばといえばその主題歌のカントリーロードの歌も良い。聞くと自然と懐かしさを感じてしまう。

カントリーロードの原曲はアメリカのカントリーの名曲だ。アメリカの歌手ジョン・デンバーが1971年に発表した『Take Me Home, Country Roads』とう曲だ。

それを声優で女優の本名陽子が日本語に訳したものが主題歌に採用された。

原曲も訳詞も故郷への思いを綴っているが、誰目線であるのかについてはいくつか説がある。

しかし宮崎駿さん的には日本語の訳詞と雫の心の変化や成長という点があっていると思ったのだろう。 

映画では雫がこのカントリーロードを日本語に訳するシーンがある。青春期は気持ちの変化や、これからの進路や夢に向かって進んでいく時期だ。

故郷を離れ、家を離れそんな夢に向けて出発する。
そんな不安と期待が入り混じる気持ちがこの歌とマッチしたのだろう。
この映画が未だにみんなに愛されるのは、心の故郷になっているからなのかもしれない。

5.さりげなく登場する他のジブリ作品 

さりげなく他のジブリ作品のキャラや関係するものが出てくるのがジブリの面白い所でもある。

「耳をすすませば」にも他のジブリ作品が思わせるものが出てくるのである。 

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】
誠司が読んでいる本が千と千尋の神隠しの元ネタになった言われる「霧のむこうの不思議なまち」 だったり、

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】
高知と東京を舞台にしたジブリの「海がきこえる」の画里伽子と拓がホームの向こうにいたり。

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】
 トトロとジジの置物が登場する。どこだー?

ジブリアニメ「耳をすませば」の知っておくべき7つの秘密【Others】
 トトロと書いある本が登場する。 

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6.その後はどうなった? 

ジブリの作品は続編が作られない。のでその後どうなったの?というのが気になる点だ。

「耳をすませば」の2人がどうなったのか?結婚したのか?別れたのか?気になるところだ。

しかし2人のその後については、はっきりするものがないという、原作の少女漫画があるが設定など違う点も多く映画の「耳をすませば」のその後がわかるようなものではないという。

2人の未来の物語は自分の未来の物語として想像するのがいいのかもしれない。

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