
宇宙へ行くエレベーターを作る、深海に都市を作る、富士山より高いビルを作る。これはSFの中の話ではなく、どれも日本の建設会社が提案している未来に向けてのプロジェクトである。
日本を作った大手ゼネコン
多くある建設会社の中でも売り上げが1兆円を超えるものを、日本では大手ゼネコン(スパーゼネコン)と呼んでいる。大手のゼネコンは日本を作ってきたと言っても過言ではない。
高度経済成長期の日本の都市の発展を技術で支えた。そして今も都市のランドマークになる有名なビルを始め、日本の都市を作っているのだ。
鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店、大林組この5社が大手ゼネコンと呼ばれている。
一方で今すぐは実現不可能な未来へ向けた提案も多くしているのだ。
その中には本当にできるの?と思わせような驚くべきプロジェックトもある。そんな日本の建設会社が提案する未来へのプロジェクトを紹介しよう。
宇宙エレベーター 大林組
https://www.obayashi.co.jp宇宙エレベターの名は聞いたことがあるだろう。それを計画しているのが大林組である。宇宙と地球を繋ぐエレベーターだ。
実際に2050年の完成を目指しており、技術的にも可能だという。
従来SF世界の話だと言われていたが、宇宙エレベーターを作ることができる新素材カーボンナノチューブが発見され現実的な計画が進んでいる。
上空3.6万kmの宇宙のターミナル駅に繋ぐ。これにより宇宙観光や宇宙への物資の輸送の幅が広がるのだ。
ロケットでは大量の燃料と費用がかかっていた、このエレベターが完成すれば飛躍的に宇宙の開発が進むだろう。
エレベターの速さは時速200km、新幹線ほどの速さだ。その速さでも3.6万kmのターミナル駅まで1週間かかるという。
https://www.obayashi.co.jp/recruit/shinsotsu/challenge/spaceelevator.html
X−SEED4000 大成建設
http://www.taisei.co.jp/大成建設の未来プロジェクトの中の一つのプロジェックトだ。高さ4000m、直径6500m、800階という想像をできないほどの建物を作る。も
はや建築というよりは山をつくるようなプロジェックトだ。
その姿も山のようだ。富士山の高さも超えている。160万人もの人がこの中で生活するという。
http://www.taisei.co.jp/
構想では技術だけでなく、社会構造、政治、経済、法制度、人間の心理、モラルまでも研究された。
ちなみに東京湾に建設される。
アリスシティネットワーク構想 大成建設
http://www.taisei.co.jp/地下に都市を作りそれぞれの都市を繋ぐと言う構想だ。都市の過密問題を解決する方法として考えられている。また同時に地上には自然を取り戻すことができる。
SFでたまに見る地下都市、地底人の誕生だ。
手塚治虫の漫画でも地下都市が描かれている作品が多くある。手塚治虫の作品では核戦争の放射能で地上に住めなくなり地下に都市を作ったと言う設定だ。
漫画のようにならないことを願いたい。
未来プロジェクト 大成建設
深海未来都市 清水建設
http://www.shimz.co.jp/空に高いものもあれば下に深いものもある。深海は地球で最も未知の場所でもある、それと同時に大きなポテンシャルを秘めている場所でもある。
深さ3000〜4000mの深海に都市を作るのだ。大気・海面・深海・海底を、垂直に統合することにより、深海の無限の可能性を活かせるのだという。
http://www.shimz.co.jp/
深さにより建築の用途や形が変化してく。海のCO2固定能力などを生かすことなどもできると言う。
深海で光る都市の様子は美しくもある。
月面基地 清水建設
http://www.shimz.co.jp/宇宙エレベーターが完成した次は月面開発でああろう。月が宇宙開発の拠点や観地として活躍する日がいつかはくるであろう。
その為の月で利用できるコンクリート研究が米国を中心にされているという。清水建設もそのコンクリートの研究を行っているのだ。
月面には多くのクレーターがある。隕石の被害など大丈夫なのか?と心配になる。また建設にはロボットが活躍するとも予測している。
いずれは月の土地バブルもやってくる日も来るだろう。
今、月の土地の権利を買うことができる。卓球の愛ちゃんが結婚の際に夫に送ったことでも有名だ。
つまり今から月の土地を買っておけば200〜300年後は子孫に恩恵があるかもしれない。
シミズドリーム
まとめ
進歩と言うものは今できることだけを想像してもダメであろう。できるかできないか?ぶっ飛んだことを想像することで進歩するのだ。おすすめ商品
それは建物だけでなく個人の成長に関しても言えるだろう。到底できなそうなことを想像して、挑戦してみよう。そうして人も成長するのだ。
スポンサーリンク
スポンサーリンク