家具と物の関係は??物がある事で機能する家具【a】

本を本棚に置く、照明をつけて本を読む、テーブルの上に物を置く、
家具と物の関係は先に家具があり、後からものがついてくる。主従関係のようなものがある。

しかしもし、その関係が崩れたとしたら??
そんな物と家具の関係を考えさせられるアートを紹介しよう。

物に依存する家具?

その作品を作ったのはこれまでに数多くのアイテム、アート、建築を制作してきた佐藤オオキが代表を務めるnendoだ。
今までにない新しいコンセプトの商品やアートを多く世に出してきた。

そんなnendoが考え出したのが、物と家具の関係を考え直した作品だ。


通常であれば、家具は単体で成立しそこに物を収納したり置いたりして使う。しかしこの家具は物がなければ家具とて機能しない家具なのだ。nendoはそれらを「弱い家具」と表現している。

家具と物の関係が変わってしまった…物に依存する家具だ。


こちらはテーブルだ。
普通のテーブルはそれだけで自立するが、、

このテーブルは物がないと自立できず機能しないのだ!
何か物を置く事でバランスを保ち、テーブルとして機能する。

要素を分解。物をのけるとただの板になる。

こちらもアンバランスなテーブルだ。両端に物を置いた時のみ機能する。


扉付の収納だ。
しかしそのままでは扉が閉まらない。物を置いて扉を閉めるのだ。


こちらは照明。
本などの物を置いて引っ張っている間でないと電気が着かないのだ。

物に依存する家具?共存関係にある家具と物?捉え方は色々あるかもしれない。
家具や物の存在、関係を再考させれれたアートであった。

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