国境の壁に作られたシーソー?分断された壁の向こうを感じるアクティビティ【a】

メキシコとアメリカの壁に作られたシーソー

国境というのは難しい問題だ。
無ければ無秩序になり多くの混乱や争いが起こる。あれば人々は分断され、格差が生まれ争いが起こる。

国境がない世界が理想なのか?あった方がいいのか?難しい問題だ。
現在のアメリカとメキシコでも国境を巡る問題が起こっている。そんな国境にシーソーが作られた??

国境の壁にシーソーが??

アメリカとメキシコは現在国境問題を抱えている。
トランプ大統領が「アメリカとメキシコの国境に壁を作る」と言ったことは記憶に新しいだろう。

アメリカとメキシコには経済的な格差があることからメキシコからアメリカへの不法移民が後を絶えない。そんな現状を強行的に打破しようというのが壁の建設だ。

しかし人々は分断され、より経済の格差が広がるかもしれない。豊な者はより豊に。貧しい者はなかなか豊なになれない。そんな世界だ。

そんな分断される壁にアンチテーゼのような作品が作られた。

その作品を作ったのは建築家としても活躍するロナルド・ラエルとバージニア・サンフラテッロだ。アートと建築の境界線を曖昧にするというプロジェクトに長年取り組んでいる人物だ。カルフォルニア州のオークランドに拠点を置いている。

2人はアメリカとメキシコの国境の壁に関心を持っていた。
そして2009年にラエルが書いた「建築としてのBorderwall」と言う本を参考にして、teetertotter(シーソー)を壁に設置した。

シーソーが設置させられたのはニューメキシコ州のサンランドパークとメキシコのコロニアアナプラの壁だ。

蛍光色のピンクのシーソーは砂漠の街に映える。
一見シュールにも見えるが単純に楽しく、皆が笑顔になり遊べるものになった。
国境があることで生まれたアクティビティだ、、


壁で分断されているが、シーソーで繋がることができる。



国境の壁に阻まれた反対側の人間の重みを感じることができる。その壁の向こうにも同じ人間がいるということがわかるものになった。

単純であるがとても面白い。

国境に壁を作ることは国の秩序を保つの必要だとは思う一方、差別や格差を加速させるかもしれない。メキシコを一方的に搾取する壁になるのではないかという意見もある。

壁を無くし、自由な人の移動の物資の移動を促進したほいうが経済や文化の発展に繋がるとも言われている。

国境とは何か?考えさせられ、
新たな可能性を感じるアートであった。
参照元:https://www.thisiscolossal.com/2019/07/teetertotter-wall/

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