天野尚 nature aquarium展に行ってきた。自然の生態系を再現した水槽?【a】

現在、東京ドームシティにおいて「天野尚 nature aquarium展」
が開催されていると言うのを聞きつけた。

これは行くしかないと、行ってきたので少し紹介しよう。

天野尚 nature aquarium展

写真家でネイチャーアクアリウムnature aquariumを提唱した人物こそ天野尚だ。
競輪選手として活躍する傍アマゾンやボルネオなどの熱帯雨林に赴き、生態写真と言われる多くの美しい写真を撮影した。

その経験が元となり水槽の中に生態系も再現してしまう
nature aquariumを作った人物だ。

2015年8月に62歳で永眠。


そんな天野尚の展覧会が今、東京ドームシティで行われているのだ。

天野が撮った熱帯雨林や地元新潟の美しい風景の写真と、天野の技術を受け継ぐアクアデザインアマノが制作したaquariumなどが展示されている。

行ってきたので少し紹介しよう。
写真撮影も動画撮影もOKだ。

天野尚 nature aquarium展
会場:東京ドームシティ
日程 :2017年11月8日(水)~2018年1月21日(日)
開館時間 :平日12:00~17:00 土日祝10:00~17:00
 ※最終入館は閉館時間の30分前まで。 

※年末年始もやっている!営業時間が少し違うのでこちらから。
天野尚 nature aquarium展

美しい風景の写真

先ほども書いたが、写真家でもあり多くの写真の作品も天野は残している。

知ってはいたが、写真作品をしっかりと見たことはなかった。
アクアリウムが注目されがちだが、写真も凄かったのだ。


その写真は風景だけでなく、生態まで写すと「生態風景写真」と言われている。


最初に入ると大きなアマゾンの写真が迎えてくれる。

熱帯雨林の美しい夕焼け。

アバターの世界のような絶壁が広がる風景の中にポツンと田んぼがある。
こちらは「仙境の田んぼ」と名付けられた作品だ。

中国の武陵源で撮られた写真。
武陵源は実際にアバターの風景のモデルになっている。

おすすめ商品 ガラスの中の夢たち


 日本の風景もあり、地元の新潟県が中心に撮られている。

特に美しかったのがこれだ。
「暁の蒲原平野」
新潟県、弥彦村の朝焼けと水田の風景だ。
現代にこんな美し光景がまだあったなんて!!と言いたくなる光景だ。

田んぼが広がる平野の風景だけでもすごいが、朝焼けの光が水田にも照らされ、
風景が全て淡くやわらかい色に包まれている。

癒される幻想的な風景だ。

解像度も高く、細かい部分までみることができる。
アップの写真。

写真と言われないければわからないだろう。実際に風景を撮ったと思ってしまうだろう。
違う、これは写真の写真なのだ。


壁一面には霧に包まれた巨木、金剛杉の写真が、
新潟県、佐渡市にある杉だ。

新潟県、妙高市の紅葉


これも特に美しかった1枚、
「谷川岳紅葉」
群馬県、みなかみ町で撮影された。
雪と紅葉、そしてそこに朝日が照らされ幻想的な風景が作り出された。

風景の写真もずっと見ていたくなる美しい写真であった。
ぜひ生で見て写真の写真をとってくれ。


天野が過去に作ったアクアリウム

そして次は天野が過去に作ったアクアリウムの写真が展示されていた

こちらも美しくずっと見ていられる。

写真だけを見てしまうと水槽の中ではなく、本物の川の中を撮ったのでは?
と思ってしまうほどだ。

そしてひときわ大きいのが2001年に作られた、「大自然の縮図」というアクアリウムの写真だ。
撮影は2007年?

当時世界最大のアクアリウムで
「魚が自然と間違える水景」とまで言われた。
写真だけでもその凄さが伝わってくる。

自然を切り取ったようなアクアリウム

そして次にあるのが実際のアクアリウムだ。
天野が立ち上げたアクアデザインアマノ(ADA)が制作したアクアリウムが展示されている。

まるで自然を切り取ってそこに持ってきたかのようなアクアリウムが展示されてる。




そして一番のメインが水中だけでなく、
その上の水辺の上の空間も再現、表現されたアクアリウムだ。


  水辺の空間全体を再現すると言うのは、生前に天野が取り組んでいたテーマだ。



近くで見たり、遠くで見たり、下からや横から、上から、いろんな角度でいろんな表情を見たくなる。

最後にはポルトガルのリスボンにある全長40mのネイチャーアクアリウム「水中の森」が映像で展示されている。

まとめ

私も実際生でアマノとADAのアクアリウムを見たのは初めてあった。

生で見ればその感動は倍増するだろう。常設展示してもいいのではとも思ってしまうが、
この展示会は期間限定だ早く見に行こう。

おすすめ商品
そして写真撮影も、動画撮影も自由だ。
これは見に行くしかないのだ。
天野尚 nature aquarium展
スポンサーリンク

スポンサーリンク