メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】

メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】 MUSA海底美術館
美術品を美術館という建物に行って鑑賞する。そんな時代は終わったのかもしれない。

今やアートは町の中や、森の中、使われなくった建物の中などに作られ、美術館を飛び出している。
そしてついに海の中にまでもアートが作られる時代になったようだ。


海底美術館 MUSA海底美術館

メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】MUSA海底美術館
そして海の中に作られたと言うのが、メキシコのリゾート地カンクンにある海底美術館「MUSA海底美術館」だ。

美術館とあるがもちろん建物はない。

メキシコのカンクンは75万にも観光客が訪れる観光地で珊瑚礁が美しくダイビングスポットとしても知られている。

メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】「MUSA海底美術館」
その名の通り、海の中に彫刻が展示されているのだ。

メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】 MUSA海底美術館

 メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】 MUSA海底美術館
 普通の車であるが、海の中にあるというだけで不思議な感覚だ。

メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】 MUSA海底美術館
多くのアートは人の目線で見るものである。

しかしこの海底美術館は海に浮きながら、潜りながら見ることができる。
その為まるで鳥になったような感覚で俯瞰して作品をみることができる。

視点が変わるという事もこの海底美術館の特徴なのだ。

彫刻のモデルは地元の人?

メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】 MUSA海底美術館 彫刻のモデルは地元の人?
この彫刻にはそれぞれモデルがおり、地元の街中で探してその人物をモデルにしたと言う。

そしてこの沈められた像を作ったのが、彫刻家でダイビング愛好家のジェイソン・デカイレス・テイラーだ。
イギリスからカンクンに移住して作品を作っている。
ジェイソン・デカイレス・テイラーFacebook

2006年頃から作りはじめ、海底に沈められている。


実は単なるアートではない?

実はこれは単なるアートではなく、カンクン国立海洋公園がサンゴ礁を守るための一環として始めたプロジェクトなのだ。

75万人もの観光客はサンゴや自然環境にとっては負担であるのだ。
サンゴが観光客に破壊されることもあり深刻な問題になっている。

メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】 MUSA海底美術館 彫刻はサンゴの苗床
彫刻はサンゴの苗床にもなる。

彫刻は中性のコンクリートと不活性のファイバーグラスで作られている。
サンゴなどが生育しやすい素材でつくらており、時間経過と共にサンゴが繁殖して行くのだ。

メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】 MUSA海底美術館 彫刻はサンゴの苗床

メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】MUSA海底美術館

次第に魚や他の生物も引き寄せられ、生態系がそこに生まれる。

メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】 MUSA海底美術館
そして彫刻も自然と一体化して行くのかもしれない。

またサンゴを見に来た観光客をこのアートに引き寄せることにより、サンゴと周辺の環境から人を少なくさせる効果もある。

それにより環境の保全、休息に繋がっているのだ。


ツアーもある?泳げない人も大丈夫

やはりダイビングを常日頃からやっている人は別として、海底なので簡単にはいけないだろう。
メキシコ・カンクンにある海の中の美術館??サンゴも守る?【a】 MUSA海底美術館 ツアーもある?泳げない人も大丈夫
その為にツアーもある。日本人のインストラクター、ガイドがついたものもある。

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泳げない人も底がガラスの船などもあり、鑑賞することができる。
調べて、海底美術館にチャンレンジしてみてはどうだろうか?

ツアー例
MUSA水中美術館(海底美術館)&リーフ<日本人ダイビングインストラクター/2ボートダイブ/カンクン発>by クイーンエンジェル 
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