世界最大の地上絵?マリーマン。作者不明の謎のアート【a】

世界最大の地上絵?マリーマン。作者不明の謎のアート【a】
世界最大のアース・アートであり、謎に満ちている地上絵を紹介しよう。

地球にそのもの描かれる、つくられるようなアートを「ランド・アート」「アース・アート」と呼ぶ。そんなアース・アートの世界最大の作品と言われているのがこの地上絵だ。

しかし謎が多いアートでもある。


謎の世界最大の地上絵?マリーマン

地上絵と言えばナスカの地上絵が有名であろう。紀元前200年から紀元後800年に描かれた謎の多い、動植物などの幾何学模様だ。

飛行機も気球もない時代に地上からでは全くわからい絵をなぜ描いたのか?様々な説があり、現在でもははっきりとした理由はわかっていない。
そのナスカの地上絵で最大のものは、ペリカンかサギ、もしくはペリカンを描いた鳥類の絵であり、285mの絵である。

しかし世界最大の地上絵は桁が違うのだ。

世界最大の地上絵?マリーマン。作者不明の謎のアート【a】
それがこちらの地上絵、「マリーマン」だ。その大きさは全長4.2km、外周28kmだ、線の深さは35cmだ。
巨大すぎる、、

 
この通り、googleerthでもはっきりと見える。
衛星画像で見た方がはっきりわかるほどだ。


この地上絵が発見されたのはアデレードから700キロ離れた、オーストラリアの砂漠地帯だ。絵は先住民、アボリジニの狩人の姿を描いたものだと見られている。
近くの町の名前から「マリーマン」と名付けられた。

世界最大の地上絵?マリーマン。作者不明の謎のアート【a】
1998年にヘリコプターのパイロット、トレバー・ライトさんが偶然に発見した。それ以降未だに誰が描いたのはまだわかっていない。しかし古代のものではなく、現代人が描いたものだと推測されている。


その理由として10mごとに竹の串を目印に立てており、プロがGPSを使って描いたと思われている。

また現場からはトラックの走行した跡や、簡易トイレが設置されていた痕跡なども見つかっている。

しかしGPSの技術が出始めの頃に、GPSの技術を使ってこれほどの巨大な絵を描いたのならそれはそれで凄い事なのだ。


マリーマンは誰が描いたのか?

発見から20年以上がたったが、誰が絵描いたのかはまだわかっていない。

いくつかの憶測はある。
1998年の発見時と同時期にマーリンの存在を知らせる匿名のファックスが地元の企業やメディアに届いていた。そのファックスが米国英語であったため制作者はアメリカ人という噂もある。
現場からは米国旗とオリンピックのロゴのあるプレートも見つかっているのだ。



他にも地元のアーティストのバーディウス・ゴールドバーグではという噂もある。バーディウスは以前から宇宙から見える作品に興味を持っていたという。そして2002年の亡くなる直前に「マリーマンを作成する為に1万ドル支払ったよ」という趣旨の話を友人にしたという…
真相は闇の中だ。

またオーストラリア軍が描いたものでは?とも噂されている。


謎を解き明かせば賞金?

誰が作ったのか?未だに謎であるが、、その謎を解明すれば賞金がもらえるという。
2018年6月にオーストラリアの実業家ディック・スミス氏は、マリーマンの出典に関する情報に40万円の懸賞金をかけた。

情報に40万かー、美味しいような少ないような…もっと高額な懸賞の方が話題になって良いのないかと思ってしまう。
日本の絶対に見つからないツチノコに1億円の懸賞金をかけて、話題を作っているように…



世界最大の地上絵?マリーマン。作者不明の謎のアート【a】
まだまだ謎が多いアートだ。
先住民のアボリジニの中には汚された!と怒っている人々もいるという。しかし観光資源として現在は守っていく方向になっている。劣化も激しく風化で消えかかってもいるが、2016年には修復もされた。

ぜひオーストラリアに行った際はこの世界最大の地上絵を見に行ってはどうだろうか?

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