天国の行くのだだろうか?あの世はあるのだろうか?考えるとキリがない。
今日はそのちょと前の話、埋葬の話をしよう。
その埋葬はキノコの養分となって地球に還るのだ。
キノコの養分となって地球に還る。THE INFINITY BURIAL SUIT
世界では多くの埋葬方法がある。日本の一般的な火葬や欧米の土葬、鳥に食べさせる鳥葬、自然に任せる風葬など、そして最近では宇宙葬などもあったりする。そしてまた一つ、新たな埋葬が登場した。それがキノコ葬だ。
正式名はTHE INFINITY BURIAL SUIT(インフィニティ埋葬スーツ)。なんともかっこいい名前だ。
埋葬方法はどうであれ最終的には人間は有機物に分解され、地球の一部に還っていく。それは自然界のサイクル、法則である。
ならばその埋葬はよりエコで、より経済的であるべきではないのだろうか?そんな事を考えられて登場したのがキノコの死装束だ。
このキノコの死装束を開発したのは、ジェー・リム・リーさんとマイク・マーさんが共同で設立したCOEIOだ。リーさんは人間の遺体と地球が再び結びつける方法を考えていた。
そしてそのアイディアを実現するために、キノコにたどり着いた。
キノコは人間の分解しながら養分として育ち、また人間の中の毒素も分解をしてくれる。
人間の体内には環境には有害な化学物質が含まれていたりする。歯の詰め物の重金属や、髪の毛をの染め剤や。また腐敗を遅らす薬物が残留したりする。キノコはその毒素を分解して自然界に戻してくれるのだ。
火葬は衛生的にはいいかもしれないが、エネルギーを必要とする。しかしキノコであれば自然に任せればいい。
このように環境的にも経済的にも有利なのだ。
キノコも適したものを選別をしている。リーさんは自分の髪の毛、皮膚、爪を様々なキノコに”餌”として与え、分解能力の高いキノコを選別した。
そして現在は数人の人物がこのプロジェクトに賛同し、自身の体を提供すると名乗り出ていると言う。
キノコの死装束の一号となる予定なのが、デニス・ホワイトさんだ。
デニスさんは原発性進行性失語症という神経変異疾患を患っており、やがて前頭側頭認知症を併発し死に至ると言う。
自分の死を悟ったデニスさんはこのプロジェクトの事を知り、自らの死を環境の良いものにしようと自ら連絡をとったと言う。
キノコ埋葬が一般的になる日もくるかもしれない。
参照元:https://www.ted.com/talks/jae_rhim_lee/transcript?awesm=on.ted.com_qVjj&utm_content=addthis-custom&source=twitter&utm_campaign=&utm_source=t.co&utm_medium=on.ted.com-twitter&language=ja
http://coeio.com/
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