鳥の飛ぶ軌跡を連続して繋げた
この写真を撮影したのはバルセロナに拠点をもつ写真家のシャビ・ボウである。http://www.xavibou.com/
普通の写真家たちは鳥の美しい模様や、生態などに興味をもって撮影するだろう。
しかし
シャビ・ボウは鳥が飛ぶ時に作りだす模様に興味を惹かれた。
それは規則的で図形的にも美しかったのだ。
この作品は長時間露光では無く、
連続した写真をPhotoshopでつなぎ合わせたのだ。
すると、
なんだこのな謎のクリーチャーは?と思う写真が完成した。
太古の生き物のような、宇宙からきた生物のようなそんなイメージがする。
「(この作品は)自然に潜む美を表現しているのです」
と彼は語った。
彼は子どものころより祖父に連れられ、バードウォッチングをしていたと言う。
そして、2011年にエンポルダ湿地を訪れた際に、
「もし鳥たちが跡を残しながら飛んだとしたらどのように見えるのだろうか」
と思い、鳥の飛ぶ軌跡の写真を撮ることに決めた。
当初は長時間露光で撮影を試みたが、画像がぼやけてしまいうまくいかなかった。
そこで19世紀に開発されたクロノフォトグラフィーを利用し、連続写真を合成する事を思いついたのだ。
そうしてこの不思議な写真ができあがった。
UMAスカイフィッシュも同じ現象
この写真を見たときスカイフィッシュや!と思った。
90年代後半に話題になった未確認生物である。肉眼では捉えらないが、ビデオカメラには写る高速で飛ぶ謎の生き物とされた。
それがこちらだ。
もうおわかりだろう。
このスカイフィッシュの正体はハエであったのだ。
高性能でないカメラの前をハエが横切ると、その残像が連続して残るのだ。
そうこの鳥の軌道と同じ現象であったのだ。
自然は世界は見えているものだけが全てではない、角度や見方を変えれば違った世界が見えてくるのだ。
参照元:http://www.xavibou.com/
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