葛飾北斎とは日本だけでなく世界でも知られている浮世絵画家だ。
北斎は当時のヨーロッパの画家にも影響を与えた。そんな北斎の代表作品が「富嶽三十六景」だ。そしてその富嶽三十六景にモロに影響を受けたエッフェル塔三十六景がある？？
富嶽三十六景ならぬエッフェル塔三十六景！？
北斎の浮世絵がモネやゴッホなどヨーロッパの印象派の画家たちに影響を与えた事は知られているが実はそれだけではなかった。
誰もが一度は見た事がある世界一有名な浮世絵だ。独特な構図と繊細な波の描写は日本だけでなく世界にも影響を与えた作品だ。
神奈川沖裏浪は全46枚の各地の富士見の風景を描いた富嶽三十六景の作品の一つだ。
そんな富嶽三十六景のコンセプトをパクった？オマージュした？フランスの絵画を紹介しよう。
それが富士山をエッフェル塔の置き換えたたエッフェル塔三十六景だ！
川から眺めたエッフェル塔が描かれている。これも版画なのだろうか？北斎とはだいぶ違う印象を受ける。
北斎と同じように様々な場所からエッフェル塔が見える風景を描いている。
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| 15ロシュシュアール通りより |
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| 25エッフェル塔の中 |
この絵画を描いたのが、画家アンリ・リヴィエール（１８６４～１９５１）だ。
誰だ？とあまり知られていないだろう。パリ出身でポスト印象派の画家だ。
ジャポニズムに強い影響を受け、フランスの浮世絵師とも言われる画家だ。そして北斎に多大な影響を受けたエッフェル塔三十六景を描いた。
1888年〜1902年に描かれた作品だ。
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| 02エッフェル塔の建設現場 |
なので作られている最中も描かれている。これは富士山にはない面白さだ。
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| 19アベス通りより |
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| 12セーヌ川の祭り、7月14日 |
夜景は迫力を感じる。
素朴で優しい雰囲気を感じる絵画であった。
しかし自然の瞬間を切る描写力は北斎の方が感じる事がでる。この作品が悪い訳ではないが北斎の凄さを再確認できる作品でもあるだろう。。
参照元http://expositions.bnf.fr/france-japon/albums_jp/eiffel/index.htm
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%BB%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%AB
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