植物の光合成を利用して電気を作る照明??Living Light【i】

植物から電気を作る照明?
そんな事が可能なのか?ものすごいエコな照明を発見した。

みなさんご存知のように植物は光合成を行う。その光合成のプロセスを利用して電気を作る照明が登場した。

植物の光合成を利用して電気を作る??

温暖化をはじめとする地球の環境問題は深刻だ。そんな環境問題の改善に貢献しているのが植物だ。都市ではより多くの植物を植え、大気を浄化したり二酸化炭素の放出を抑えたりする事に貢献している。

そんな植物を使って電気を作る照明が登場した?

それがこちらだ。
ガラスの中に植物が植えられている。見た目はおしゃれな観葉植物だ。

それほど明るくはないが、植物と照明が融合している。夜の照明にはちょうどいいかもしれない。

この照明を作ったのがオランダのデザイナー、Ermi van Oersだ。
van Oersは大学で研究をしている最中にバイオテクノロジーに興味を持った。自然の循環する生態系に魅了をされた。そして彼女はオランダの研究グループPlant-eで共同で Living Light(リビングライト)を開発した。




植物は光を受け光合成をし、有機化合物を土壌に放出する。その化合物をバクテリアが分解し微生物燃料電池を作りだす。そして電子を照明の回路へと送り出す。

微生物燃料電池は微生物の代謝能力を利用して有機物などの燃料を電気エネルギーに変換する装置だ。光合成で有機化合物を作り、微生物燃料電池の仕組みで電気を作っているのだ。

人が植物の葉に触れる事で明かりがつく仕組みになってる。


おしゃれでもありエコな意識を高めてくれる照明だ。。
しかしまだ課題もある。やはり作り出せる電力は少ない。30分点灯する電気を充電するのに丸1日かかるのだ。




しかし将来的には公園や都市の植物にこの技術を応用する事を考えている。現在ロッテルダム市と協力し市内の公園で実験を行っている。


その動画がこちらだ。
1本1本の植物がそれぞれ電気を作り照明になっているのだろうか?まるで御伽話の世界のような公園になっている。


現在この照明は予約販売中だ。果たして日本から買えるのかは不明だ。
1500ユーロ日本円で18万円くらいだ。→HP

いつの日か植物によって電気を供給できる都市ができるかもしれない。
100万ドルの夜景?100万本の植物の夜景だよ?
参照元https://livinglight.info/

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