ブナの木を利用した工芸品、ブナコ

ブナの原生。林白神山地
落葉広葉樹であり、日本の温帯林を代表する樹木である。高さは30mほどに成長する。北海道南部、本州、四国、九州にかけて分布している。
標高が1000m~1500の山地ではブナ林を形成する。
東北の山地には天然のブナ林が広がっていたが戦後の伐採により失われた。現在は世界遺産にも登録された「白神山地」にのこるだけとなった。
白神山地は世界最大級のブナの原生林でもある。
ブナは腐りやすく、加工後も曲がりやすことから建築材としては扱いづらいものであった。
そのため主な用途はシイタケの原木などでああった。
そんな扱い辛いブナの木をどうにか製品にしようと考えだされたのが、ブナコである。
独特な製法で作られるブナコ
1956年に青森県工業試験場によって考案されたのがブナコだ。含水率が高く、反りやねじれが多く発生するブナをどう扱いやすものにするか?また、ブナ資源をできるだけ無駄にしないためにはどうすればいいか?
という研究の末に生まれたという。
1㎜厚のブナ材のテープを切り出し、それをコイル状に巻きながら作っていく。ブナは元々曲げには適した部材であるため、加工はしやすいものとなった。
木材をくりぬいたり、余分な部分を切断するなどしないためエコな製法でもあるのだ。そのブナコの美し製品達を紹介しよう。
暖かい明かりを灯すランプ
http://www.shinwashop.com/products/detail.php?product_id=207まるで惑星のような不思議な形態を作ることができる。
ランプはその色も特徴で、木が光を透過し独特の暖かさを醸しだす。
イス

コイル上に巻くことにより、座と椅子を一体につくる事ができる。
洗練された美しい形状だ。
木目を残すティッシュボックス
http://item.rakuten.co.jp/shinwashop/ib-t911_2?s-id=adm_bookmark_item02円柱形のティッシュボックスだ。おしゃれだ。
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お皿
http://net.ciao.jp/wp/?cat=772様々な大きさ、深さのお皿を作ることができる。
やわらかいボウル
http://www.kok-design.jp/SHOP/BN-BO-167.html
色を付けることもできる。非対称な形態も味わいがあってよい。
今までにない不思議な形と、木のぬくもりが残る製品が作ることができるのだ。
暖かさと新しさを部屋の中に演出できることだろう。
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