そんな細菌などの小さな生き物をガラスで作ってしまった作品を紹介しよう。
それは精巧で気持ち悪いはずのウイルスや細菌が美しく感じてしまうほどの作品だ。
ウイルスや細菌をガラスで再現
写真やイラストなどで細菌やウイルスを見たことはあるだろう。決して美しいとは言えず奇妙な形態をしている。
自然環境には欠かせないものでもあるが、人体の体の中に入ると病気を引き起こす、人間にとっては嬉しくない存在だ。
そんな細菌やウイルスをガラスで作ると美しい作品になった。
その作品を作ったのはイギリスのアーティストルーク・ジュラム。「Glass Microbiogy」と言う作品だ。
細部や中身まで立体的に精巧に再現したのだ。
T4バクテリアファージ
一度は見たことがあるウイルスの代表的な形ではいだろうか?
大腸菌に感染することで知られているウイルスだ。
細菌を破壊することでも知られており、東ヨーロッパや旧ソ連では抗生物質の代用品としても使われていた。
Jerramと彼のチームこれまで最も複雑で詳細に作った作品である。
アメーバ
なんだこの奇妙な形は?と思うだろう。
これはみんなもご存知のアメーバだ。うねうねと特定の形を持たない原生生物を見事にガラスで表現した。
中身まで表現されているようである。
精子
これは?そう精子だ。
こう見ると不思議である。精子が動く様子、躍動感まで表現されている。
緑膿菌
まさに細菌という形をしている細菌だ。しかし地球上に多く存在している菌で、日常的にも普通に存在している。
健康な人であれば特に害はない菌である。
だが免疫力が低下した人などには肺炎などを火起こし、死に至ることもある。
HIV
日本にも増えてきていると言う不治の病と言うイメージが強い病気エイズを引きおこすウイルスだ。
怖い病気であるが、ウイルスはポコポコと少しかわいい形をしている。
大腸菌
人間の大腸に存在することがその名前がついて菌だ。一般的に多く知られており、菌の代表的な存在だ。
多くの場合人間に悪い影響は与えないが、O-157などは食中毒を引きおこす原因となる。
その見た目もまさにThe細菌という少し気持ち悪い形だ。
ウイルスや細菌は本来は色はついていない。イメージで着色された姿であり、正しく細菌やウイルスの姿を捉えるのは向いていない。
このガラス作品はアートとしてだけでなく、立体的に細部までウイルスや細菌が表現されている。
そのことで医学や科学雑誌、また教科書などにも掲載されていると言う。
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確かに細い部分まで見ることができ、面白いのだ。
こちらから他にも天然痘やエボラ、SARSなど多く見ることができるのでどうぞ。
ガラス微生物ギャラリー
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