廃墟、奈良ドリームランドの美しい写真。夢が終わる時。【a】

夢が終わる時。廃墟、奈良ドリームランドの美しい写真
時代の変化や、経済の悪化、少子高齢化などにより日本には廃墟が生まれてきた。かつて人が賑わった場所が今では草木に覆われる。

そんな廃墟の中でも遊園地の廃墟はこの世とは思えない不思議な雰囲気を放つ。

この世の果てのような、、その遊園地の廃墟の中でも有名な奈良ドリームランドの美しい写真を紹介しよう。 


奈良ドリームランドとは? 

奈良ドリームランドは1961年に開業した、奈良県奈良市にあった遊園地である。最盛期は160万人の入場者数を記録したが、1983年の東京ディズニーランドの開園、2001年のUSJの開園などにより入場者数が激減、

そして2006年の8月31日に閉園した。  

ディズニーランドを意識したテーマパークで、エリア構成やアトラクションも似ているものがあったという。

当初は代表の松尾國三がディズニィー本人にも会いに行き、誘致を試みた。建設の際にはアメリカのディズニーランドから技術者も派遣された。

ディズニーランドを名乗ることを希望していたがそれは叶わず、ノウハウと技術の提供のみで終わってしまった。

当時しては画期的なアトラクションも多かった。 廃墟となった後は日本でも有名な廃墟の一つとなった。海外からも廃墟マニアが訪れるほどだ。

2016年10月から解体が開始され、現在は解体作業中であろう。 閉園直前にHPを保存したミラーサイトもある。
奈良ドリームランドミラーサイト


廃墟の美しい写真 

夢が終わる時。廃墟、奈良ドリームランドの美しい写真
ドローンで撮られた上空写真

廃墟となった奈良ドリームランドの美しい写真を撮ったのは写真家のJordy Meowだ。日本在住のフランス人である。

田舎が好きという彼は、日本の自然や廃墟の写真を撮っている。
Jordy MeowHP 

彼は奈良に住んでいたことがあるそうだ。
東京で仕事をしていたが、仕事に疲れ奈良の天理大学に行くことを決めた。

天理大学に通い日本語を勉強していた。その時大学の近くに奈良ドリームランドがあったという。

廃墟好きの彼にとって奈良ドリームランドが近くにあったことは幸運だった。 彼はドローンを買って、ドローンの練習を兼ねて奈良ドリームランドを撮影した。  


夢が終わる時。廃墟、奈良ドリームランドの美しい写真
ドローンで撮られた上空写真

しかしある時、警備員とオーナーに見つかり警察沙汰になったこともあったという。廃墟であっても所有者がいるこを忘れてはいけない。 

夢が終わる時。廃墟、奈良ドリームランドの美しい写真
洋風な建物が並ぶ街並み。奥にはシンデレラ城を思わせるお城もある。

夢が終わる時。廃墟、奈良ドリームランドの美しい写真
 緑のトンネルになった木造のジェットコースター

夢が終わる時。廃墟、奈良ドリームランドの美しい写真
 どこか幻想的なメリーゴーランド。

夢が終わる時。廃墟、奈良ドリームランドの美しい写真
解体される前は徒歩で登ることができた?


ついに解体? 

多くの人を魅了してきた奈良ドリームランドもついに2016年から解体が始まったという。

jordyはそれを悲しく思い、廃墟のツアーを企画する事で採算もとれると解体に反対した。
しかしそれが受け入れられる事なく2016年10月に解体が開始された。

夢が終わる時。廃墟、奈良ドリームランドの美しい写真

夢が終わる時。廃墟、奈良ドリームランドの美しい写真

そしてこちらが解体される様子である。象徴的であったジェットコースーが無残に取り壊された。

他の廃墟よりも遊園地は楽しい思い出や、子どの頃の思い出が詰まった場所であろう。かつては子供たちの夢と笑い声であふれた場所が、廃墟となり解体される様子はやはり悲しい。 

Jordyはそれを「夢の終わり」と名付けた。夢がどのようにして終わったのか、こちらからさらに写真を見ることができる。
奈良ドリームランド:夢の終わり 

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