
一方ゴキブリは気持ち悪い生き物だ。特に何か悪い事をするわけではないが、その容姿や動きから嫌われている存在だ。
その違いはどこに存在するのか?
ホタルとゴキブリ
ホタルは幻想的で綺麗な生き物だ。綺麗な水の環境でないと生きることができず、儚い命を持つ虫と言うイメージがある。その時期になれば私たちはその光を見に癒されに行く。
しかしゴキブリはそれとは対照的なイメージのある生き物だ。
気持ち悪く、汚く、しぶとい。情緒のかけらもない生き物だ。
しかしそれは本当だろうか?
ほたるの価値観
この作品を作ったのは研究者やメディアアーティスト、実業家など多彩顔を持つ落合陽一である。
彼は多くの人が持つホタルとゴキブリのイメージに疑問を持ったのだ。
「ホタルとゴキブリの命にどれほどの差があるのか」
そして彼は光るゴキブリのインスタレーション作品を作ったのだ。
漫画やアニメでも描かれ方が違う
ホタルのアニメと言えば高畑勲監督の「蛍の墓」であろう。戦争孤児になった幼い兄弟を描いた作品だ。儚く死んでしまうホタルの命と、人間の命を重ね合わせた作品だ。
涙なしでは見ることはできない。
一方ゴキブリのアニメと言えば「テラフォーマーズ」である。火星で人間大に進化してしまったゴキブリとの戦いの描いた作品だ。
人間がゴキブリを殺すようにゴキブリが人間を襲ってくるのだ。
不気味で恐ろしい存在としてゴキブリが描かれている。
このようにホタルには命の儚さ、小さな生き物の尊さを感じる。
しかし一方ゴキブリは積極的に殺したがる。死んでも何も思わないし、逆にもっと殺す方法を考える。
同じ生き物、虫であるはずなのに私たちの感情はここまで違うのである。
一体その違いはどこにあるのか?
「命の線引きや、その価値観が、美しいか美しくないかに寄ることがあってはならない。それがこの作品のテーマです。」
私たちは所詮見た目で判断してしまうのか?
白い蚊帳の中に光る虫がいる。それがゴキブリである。
なんと200匹いるという。
光るゴキブリが動く。 蛍光塗料により紫外線を吸収し光る
ゴキブリとも触れ合う…。。
生命力のあるイメージのあるゴキブリだが、特段他の虫に比べて強いわけではないという。実は繊細でか弱い生き物だと。そのことを光るゴキブリによって感じることができる?
衝撃映像の続きは動画からどうぞ。
光るゴキブリは実際にいる?
光るゴキブリは実際にもいると言うのだ。それは南米のエクアドルに生息するゴキブリだ。ルキホルメティカ・ルケ(Lucihormetica luckae)このゴキブリが光る理由はこの場所のコメツキムシ科の昆虫が毒を持っており、その虫も光る。
そして似せることにより、自分も危険だと警告するために光るのだと言う。
真似る(擬態)ことで自分も捕食されなれいようにしているのだ。 人間が絶滅しても絶滅しないと言われているゴキブリだがこの光るゴキブリは絶滅の危機にあると言う。
まとめ
言いたいことはわかる。わかっているが…と言いたくなる作品なのである。おすすめ商品
遠くから見守る作品にしたい。。。
参照元 http://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/6651/?ST=m_news http://www.gizmodo.jp/2010/09/post_7711.html
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