土に還るエコな食器「WSARA」。使い捨てにできるエコなお皿【i】


使い捨てにできるお皿は土に還るエコな食器。WSARAシンプルにデザインされたおしゃれな食器類、しかしこれはただシンプルな食器ではない。

実は土に還るエコなお皿なのである。
そこにあるのは日本人の美意識と自然との付き合い方である。


土に還るお皿、WASARA

大勢が集まるパーティーや野外でのバーベキュなどでは多くの人はコンビニやスーパーなどで売っている紙の使い捨てのお皿を使うだろう。

そのお皿は1回使って後はゴミである。


安くて使えれば何でもいいでしょ?ゴミにはなるけど紙だからそんなに環境には悪くないんじゃない?と思うのが普通かもしれない。

この食器の名前はWASARA。
日本に古来から伝わる美意識や価値観、それらを大切にしたいという思いからつくられた。2005年に開発が開始され2008年に発売した製品だ。

 国内外からも評価は高く、これまで多くの賞も受賞している。

材料:背景を見る大切さ

コンビニなどで売っているお皿も紙だからそんなに環境には悪くないのでは?と思うかもしれない。

しかし紙という結果だけを見てはいけないのだ。その背景も大切なのである。
WSARA
このお皿は竹とバガス (さとうきびの搾りカス)といった非木材で作られている。

竹は成長が早い植物で栽培に時間と手間がかからない。
バガスは燃料として使われることもあるが、ゴミとして廃棄されるものも多いのだ。

このお皿は環境への負荷を考えたうえで原料が選ばれているのだ。 環境にいいのかどうかは、その原材料と製造方法という背景もみなくてはいけないのだ。

堆肥化する

WSARA
そしてもう一つの環境にいいポイントが堆肥化である。

 堆肥化とは
・有機物と二酸化炭素に分解される 
・90日以内に細かく分解され原型をとどめない 
・有毒な残骸を残さない 

これはただ紙というだけではだめなのだ。


日本人の精神性

「使い捨て」その言葉は大量生産が当たり前になった現代に現れた言葉かもしれない。便利な言葉である。

しかしそれは物や行為を軽率なものにしかねないのである。

 どうせ1回しか使わないからなんだっていいでしょ? そんな言葉が聞こえて来そうだ。

しかしWASARAは一度しか使えないものであっても、その中にフォルムの美と日本人の食事に対する美意識の心を表現したいのだという。

たった1度だけかもしれない、たった一瞬かもしれない。しかしおろそかにしてはいけないのである。

フォルムと感触

使い捨てにできるお皿は土に還るエコな食器。WSARA
また触った時や口に触れた際の感触も大事にしているのだ。

人間や自然の曲線を意識し、有機的なフォルムになっている。

使い捨てにできるお皿は土に還るエコな食器。WSARA
そしてこの食器を重ねた様子や並べた様子も美しいのだ。

それだけでまるで1つのアート作品のようなのである。

使い捨てにできるお皿は土に還るエコな食器。WSARA
並べたらまるで屋根の瓦のようである。

それは日本に根付いてきたパターンの美か?

まとめ

使い捨てにできるお皿は土に還るエコな食器。WARASA
一度しか使わないものに美を求めて意味がないと思うかもしれない。

しかし一瞬だとして大事にしなくてはけない。

本来日本人は刹那を感じる感性に長けている民族であるはずだった。
その一瞬の中に美を感じ、また一瞬に永遠を感じる。 

おすすめ商品
桜が咲いて散る、その美しさを感じることができるのが日本人である。 その日本人の本来の美意識がどんなものであったか思い出せてくれるのだ。

コンビニで買えるお皿ではなく、この土に還るお皿を使ってみてはいかがだろうか?
スポンサーリンク

スポンサーリンク