
昔話しに登場したり、親しみを込めお地蔵さんと呼ばれたり日本人には身近な存在である。
ずっと昔からそこにあり見守ってくれているような存在である。
その何百年も昔からそこにある地蔵の姿は自然と一体化し、時の流れと自然の美しさを感じさせるものである。
地蔵って何?
しかし地蔵って何なの?ともし外国人から聞かれたらどう答えるか?よく知らないのが実情だ。
地蔵とは仏教の信仰の対象である菩薩の一種である。
正式には地蔵菩薩という。地蔵は子供の守り神だと言われており、時には身代わりになってくれると信じられている。
地蔵のイメージは赤いよだれかけをかけている様子が思い浮かぶ。
その姿は子供も守ってくれるようにとのお願いが込められているのだ。
昔は子供の成長が今よりも大変であった事を想像させる。
地蔵にはその時代の困難な様子と子供達への思いがあった事を忘れてはいけない。
そんな事に思いを寄せながら美しい地蔵をみていこう。
ほっこりとしたやさしい笑顔の地蔵
http://tokuhain.arukikata.co.jp/kyoto/2014/10/post_754.html京都の圓光寺というお寺にある、笑顔が可愛いお地蔵さん。
ほっこりとした雰囲気に癒される。
このお地蔵さんに会うためにくる人も多いのだという。
幼くしてなくなった童の身代わりとなり救ってくださる地蔵だとう。
地域の人にも親しまれ信仰されているのだ。
http://tokuhain.arukikata.co.jp/kyoto/2014/10/post_754.html
この庭のどこかに地蔵さんがいるのだ。
圓光寺は京都伏見にあるお寺で1601年に徳川家康が国内の勉学を発展させるために学校として建立したお寺だ。
また孔子物語など多くの書籍を出版したお寺で、当時使用されて木活版がのこされている。
庭園は枯山水の「奔龍庭」と苔と紅葉が美しい「十牛之庭」がある。
ぽっちゃりお地蔵さん
http://blogs.yahoo.co.jp/aoi_7128/33532745.htmlこちらも京都のお寺の三千院にあるお地蔵さんだ。
2人のお地蔵さんが寄りそっている。
さらにポッチャリしているのだ。
こちらも見ているだけで癒される地蔵だ。
http://jp-isan.com/sanzenin.html
このお地蔵は「わらべ地蔵」と呼ばれその癒し系の姿にお地蔵さんを目当てに見に来る人も多いいのだという。
緑の苔のベッドに気持ちよさそうに寝ているのである。
四季を通じてそれぞれで美しい風景を見ることができる。
特に秋の紅葉は美しくこれから見頃だという。
三千院は782年~806年にかけて最澄が比叡山東堂に一院を開いたのがはじまりだと言われている。
そして平安以降は皇子皇族の持ち物となり比叡山内から京都市中へ移動した。
1200体の地蔵が並ぶ風景
https://ja.wikipedia.org/wiki/この場所にあるのは1200もの地蔵たちである。
厳密に言えば地蔵ではなく羅漢という種類にはいるのだが、その迫力は圧倒されるものがある。
千二百羅漢と呼ばれている。
これらの地蔵は1200人の参拝者が自ら手掘りしたのだという。
それゆえ、それぞれ表情が全く違う個性的な地蔵になっているのだ。
決して綺麗な地蔵ではないが味を感じることができるのである。
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)は京都市左京区の嵯峨野にあるお寺だ。8世紀頃に建立された建物だが興廃を繰り返し1955年当時もかなり荒れていた。
その後復興をし、その一環として行われたのが、参拝者達が自ら彫って奉納する『昭和の羅漢彫り』である。1981年に始まった比較的新しいお地蔵さんなのだ。
栃木県日光の含満ヶ淵にある並び地蔵
http://blogs.yahoo.co.jp/tobetobedokoe2000/36368230.htmlまさに昔話にできてきそうな典型的なお地蔵さんだ。
道沿いにずらりと地蔵が並ぶ様子は迫力があり、神秘的な雰囲気さえ感じるのである。。
苔に侵食されほぼ自然と同化した地蔵が美しいのである。
また別名を化け地蔵とも呼ばれている。70体ほど並んでいるが、数える度に数が違うという逸話からこのような名前がついた。
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慈雲寺の境内にあり、日光東照宮からも歩いて行けるそうだ。
しかし徒歩30分ほどかかる。
http://guide.travel.co.jp/photo/2762/3/
冬には「日光キャンドルページェント」というイベントが行われ、キャンドルとお地蔵さんの幻想的なコラボ見ることができる。
毎年2月に行われる。
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