ゆるふわ絵画の仙厓義梵!実は禅の教えも学べる高尚絵画??

皆さん、今日紹介するのは、禅の教えを広めた、不思議で魅力的な絵画、仙厓義梵です!ゆるふわな絵画!しかしその中には深遠な哲学的思索を備えています。

ではそれらについて解説していきましょう。

ゆるふわ絵画を描いた僧侶

今日紹介するのは江戸時代の僧侶であり、画家でもある、仙厓義梵(せんがい ぎぼん)です!彼は自由奔放な画風と独特の世界観で知られ、その作品は今日でも多くの人々に愛されています。

その作品がこちらです!
ゆるい!適当に描いたのでは?と思えてしまうほどの脱力感があります。

仙厓義梵の絵画は、その独特の「ふるふわ」な画風が特徴的です。
彼の筆は自由で、ときには規則を破り、ときには伝統を尊重しながら、独自の世界を表現しています。この独特の画風は、彼の作品に深い魅力を与え、観る者をその世界に引き込みます。

猫の恋図

また、彼の作品の一つに「禅の教え」があります。
これは禅宗の教えを独特の視点から描いた作品で、深遠な思索と静謐な美しさが見事に融合しています。

指月布袋図
子供と布袋が描かれ、布袋は上空の月を指さしている絵です。
こちらは禅の根本を説いた教訓「指月布袋」を題材にしています。月は円満な悟りの境地を、指し示す指は経典を象徴しています。

月が見なえないのは禅の悟りは経典の学習では到達できず、厳しい修行が必要だという事を説いています。

坐禅蛙画賛
坐禅をしているように見えるカエルを題材に描かれた作品です。
坐禅という形式が大事なのではなく、求道の精神が大事である。ということを説いていいます。

執着しない心が緩い画風に現れているような気もします。

仙厓は現在の岐阜のあたりの美濃国に生まれました。11歳の頃、岐阜県美濃市にある清泰寺に入り、臨済宗の僧となりました。また32歳のときには寺を出て行脚の旅にも出ました。

本格的に絵を描き始めたのは、実は40代後半になってからだと言われています。その絵は当時から人気であり、一筆をねだる客が絶えなかったといいます。


○△□
仙厓の中で最も難解な絵画と言われており、解釈が分かれる作品です。
○というのは悟りの境地で、そこに至る段階を表しているのでは?とも言われています。


昭和初期には「仙厓ブーム」ともいえる仙厓熱が高まった時期がありました。
多くの作品が各地から発見され、話題になりました。

仙厓の絵のコレクターとして、石油やガソリンスタンドで知られる、出光興産を創業した、出光佐三が知られています。
そのコレクションは東京の出光美術館に収蔵されています。ぜひ見に行ってみてはどうでしょうか?

まとめ

今日紹介した仙厓義梵は、禅の教えを広め、独特の「ふるふわ」な画風で表現した画家です。彼の作品は、その繊細さと深遠な思索の中に、見る者を引き込む力があります。

彼の作品からは、深遠な禅の教えや、静寂と平穏を求める心が伝わってきます。
現在でもたびたびSNSでは話題になるその絵画の世界をぜひ知ってください1

参照元https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%99%E5%8E%93%E7%BE%A9%E6%A2%B5
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/sengaigibon_eiseibunko
https://bijutsutecho.com/exhibitions/10709
スポンサーリンク

スポンサーリンク