建築家がデザインした、建築以外のもの6つ。うさぎの椅子?ラーメンどんぶり?【i】

建築家は建築をデザインするのが本業であるが、必ずしもそれだけしかデザインしないというものではない。

海外の建築家は昔から建築だけではなく照明や椅子といった家具などをデザインしてきた。
建築家の文化と認知が低い日本ではあまり印象がないであろう。

しかし建築以外のものもデザインしているのである。そんな建築家がデザインした、建築以外の意外なものを紹介しよう。

ラビットチェア 

ラビットチェア 建築家、SANAA
金沢21世紀美術館を設計したことでも有名な、妹島和世と西沢立衛の建築家ユニットSANAAによりデザインされた家具だ。

海外では建築家は昔から多くの建築家が椅子のデザインをおこなっているが、日本人建築家はあまり印象がないかもしれない。

その中で日本人建築家がデザインした椅子の代表と言えばラビットチェアであろう。

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背もたれがうさぎの耳のようなデザインになっているのである。可愛らしいデザインの椅子で、インテリアとして置いておくだけでも空間が華やかになるだろう

ラーメンどんぶり 石上純也

ラーメンどんぶり 建築家、石上純也
ラーメンどんぶりの90%が美濃で作られているという。その事を知ってもらう為のイベント「美濃ラーメンどんぶり展」が2014年に開催された。


そのイベントでアーティストやデザイナー25人がどんぶりをデザインしたのだ。 

その中で建築界から若手建築家の石上純也が選ばれどんぶりをデザインした。大きな花が描かれたシンプルなデザインのどんぶりだ。

http://japan-ramen.com/?p=2774


ジャングルジム  藤本壮介


ジャングルジム  建築家、藤本壮介

正確にはジャングルジムではなくジャングルジムに見える建築である。イギリスのロンドンで行われたサーペンタインパビリオンギャラリーで作られた期間限定の建築だ。


ジャングルジム  建築家、藤本壮介 サーペンタインパビリオンギャラリー 雲のような建築を目指して白い格子によって作られた。


透明感と軽さが感じられる建築だ。透明なガラスの板があり、ジャングルジムの様に登ることもできる。 http://makeseen.com/sou-fujimoto-serpentine-pavilion-opening/#.V71JpJiLTIU




照明MAYUHANA 伊東豊雄


伊東豊雄がデザインした美しい照明である。
繭のような2重のシードを光が透過することで優しい光を作り出す 洗練された美しいデザインだ。

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繭はグラスファイバーを樹脂で固めた半透明の糸だという。それは反射と透過を繰り返し美しい光のグラデーションを作り出す。
http://www.webo-kobe.com/items/light/mayuhana/itotoyo.html

TUMIKI 隈研吾

TUMIKI 建築家、隈研吾
木材を建築によく使うことでも知られる隈研吾であるが、その木材を使いデザインしたのは積み木だ。

日本の国産の木材は安い海外産にお押され、なかなか需要がない。

その資源の有効利用と林業の活性化を目的として作られたのがこの「TUMIKI」である。
国産の無垢材であるため子供にも安全だ
TUMIKI 建築家、隈研吾

変わった形の積み木であるが、いろいろな積み方ができる
http://www.roomie.jp/2016/03/322625/

ハイヒール ザハ・ハディット

ハイヒール 建築家、ザハ・ハディット

新国立競技場の設計でも話題となったイギリスの女性建築家ザハ・ハディット。2016年3月に急逝。

なんとハイヒールのデザインもしていたのである。
彼女の建築と同じく流線型のデザインが特徴なのである。3Dプリンターで作られ、固いナイロンと柔らかいゴムでできている。

まとめ

ひとくくりにデザインといっても様々なジャンルがある、必要な知識や才能も同じというわけではないだろう。しかし他のジャンルのデザインに挑戦することは自分の仕事の幅と感性を広げることになるだろう。

また他のジャンルに挑戦することはそれまでになかった画期的なデザインをすることもある。

常識や既成概念を持っていないということは武器になるのだ。
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