そすてそれが阿弥陀如来が浮かび上がる魔境だったのです。
魔鏡とは?
突如として古代の神秘が甦りました。その名も「魔鏡」。
魔境と聞けば、何か神秘的な力が込められた鏡なのか?と思ってしまうかもしれませんが、そうではありません。
「魔鏡」とは、一見普通の鏡のように見えますが、ある特定の角度から光を当てると、鏡面に絵や文字が浮かび上がるといものです。紀元前から紀元後の中国の漢の時代に作られ始め、時代にかけて多くの名品が生まれました。
その技術や造形美は、現代でも簡単には再現できず、古代の技術力と芸術感覚の高さを感じさせます。
鏡の裏側に微細な凹凸をつけることで、反射する光の経路が変わり、絵や文字が浮かび上がるようになっているのです。
日本では古墳時代の三角縁神獣鏡で魔鏡の現象が確認されています。
「卑弥呼の鏡」との説がある古代の青銅鏡「三角縁神獣鏡」。3Dプリンターで作ったレプリカを調べたところ、鏡で光を壁に反射させると背面の文様が浮かび上がる「魔鏡」だったことが分かりました(尾)http://t.co/THzd38j24X pic.twitter.com/DOikQsk6cx
— 日経 写真映像ニュース (@nikkeiphoto) January 29, 2014
また17世紀に入ると、隠れキリシタンの間で隠れ切支丹鏡が作られ、禁止されたキリスト教の十字架やマリアなどを隠したまま浮かび上がらせ、それを崇拝していました。
手作業による魔鏡製作は、和鏡を製造する山本合金製作所などが技術を継承し、美しい魔境を制作しています。
1990年と2014年には、ローマ教皇へ隠れ切支丹鏡が献上されています。
阿弥陀如来が浮かぶシンシナティ美術館の魔鏡
この度シンシナティ美術館の倉庫で見つかった魔鏡は、その美しさと神秘性から、すでに専門家たちの間でも注目を浴びています。この魔境は15〜16世紀に作られたものだと判明しました。
そして専門家によって修復がされ、焦点を合わせた光を当てたところ、、、
阿弥陀如来の姿が浮かび上がったのです。
直径21センチほどのこの鏡は、古代中国や日本の貴族の家で、宗教的な装飾品として使われてきたと考えられています。
まとめ
いかがでしたか?この記事を通じて、古代の神秘的な魔鏡の魅力に少しでも触れていただけたなら幸いです。私たちの世界は、まだまだ未知なる美と驚きに満ちています。そしてその一部が、シンシナティ美術館の倉庫から甦った魔鏡となります。
この魔鏡の発見は、古代の技術や芸術をより深く理解するきっかけとなることでしょう。また、魔鏡が描く絵や文字からは、古代の人々の生活や思想、宗教観が垣間見えます。このような芸術品を通じて、私たちは人類の歴史を再確認し、文化や時代背景を理解することができるでしょう。
参照元http://kamigyo.sakura.ne.jp/tokushu/kaigai/post-144.html
https://www.nikkei.com/article/DGXNASHC2902G_Z20C14A1000000/
https://karapaia.com/archives/52314658.html
この魔鏡の発見は、古代の技術や芸術をより深く理解するきっかけとなることでしょう。また、魔鏡が描く絵や文字からは、古代の人々の生活や思想、宗教観が垣間見えます。このような芸術品を通じて、私たちは人類の歴史を再確認し、文化や時代背景を理解することができるでしょう。
参照元http://kamigyo.sakura.ne.jp/tokushu/kaigai/post-144.html
https://www.nikkei.com/article/DGXNASHC2902G_Z20C14A1000000/
https://karapaia.com/archives/52314658.html
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