奇妙なツノで、人間には聞こえない音でコミュニケーションをする昆虫!ツノゼミ!


今日な紹介するのは見た目も奇妙な昆虫、ツノゼミです!
しかしその見た目だけではなく、特殊なコミュニケーションを行う昆虫でもあるのです。

ツノゼミとは? 

ツノゼミは実はセミではありませんが、同じカメムシ目に属するセミと近い生物です。
世界で3,200種類以上のツノゼミが確認され、日本でも16種類が確認されたいます。南極を除く世界中に生息しています。

ツノゼミは、その名の通り特異な角(ツノ)を持つ昆虫です。そのツノは帽子や棘や葉のようにも見えます。

そのツノは種類によって多種多様です。そのツノの形状も大変興味深いです。




そしてこのツノゼミは人間には聞こえない音でコミュニケーションをするというのです!

人間には聞こえない音でコミュニケーション??

多くいるツノゼミの仲間の中でも特に奇妙なのが、ヨツコブノゼミだ。
それがこちらです!

見た目はこのようにかなり独特です。まるでレーダー探知機のような形にも見えます。
この頭の奇妙な突起物がツノなのです。

ツノゼミのツノは、植物の新芽や枯れ枝、植物の棘に似た形状をしているものがあり、これは身を守るための擬態と考えられています。
また、ツノは空洞になっており、振動を増幅させるのに適した構造をしています。 

ツノゼミは、仲間同士のコミュニケーションのために鳴くことが知られています。しかし、同じカメムシ科のセミのように空気を振動させるのではなく、ツノゼミは体を揺すり、植物を振動させて鳴くと考えられいます。


そのため、その音は人間には聞こえません。ツノゼミのツノは植物を振動させる音波を増強する働きがあるのではないかとも考えられています。 

米ミズーリ大学でツノゼミを研究するレックス・コクロフト氏は、仲間の研究者とともに特殊な集音器でツノゼミが発する振動を録音しました。すると呼びかけや警戒音といったさまざまな目的の音を出していることが判明しました。

多くの昆虫のメスは卵を産んだ後、卵を置き去りにするが、ツノゼミはメスが卵を守り成虫になって飛び立つまで守り続けます。
そのことがこの奇妙なコミュニケーションにつながっているのかもしれません。

まとめ 

ツノゼミと人間 ツノゼミはその奇妙な姿と生態で、人間の興味を引きつけます。
その特異なツノの形状や振動を利用したコミュニケーション方法は、自然の驚異と生物の適応能力を示しています。

その存在は、私たちに自然と生物の多様性と驚異を再認識する機会を提供してくれるでしょう。
参照元:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/030500142/
 https://manabubiology.com/archives/%E3%83%84%E3%83%8E%E3%82%BC%E3%83%9F%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%9C%E5%A4%89%E3%81%AA%E3%83%84%E3%83%8E%E3%82%92%E6%8C%81%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE%EF%BC%9F.html
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