動物たちの為の標識を作る、ハリネズミの為の横断歩道?ちょっと優しい世界。【art】

アートには美しさや、技術も重要な要素である。
しかしアートの持つ役割として、社会の人々に問題提起をしてくれる事も重要な要素の一つだ。

社会と私たちに対してメッセージを発信してアートを紹介しよう。

動物の為の横断歩道?動物と人間の共存

小さな道に小さな横断歩道がある?
そこには標識もあり、小さなハリネズミが渡っている。

これをみてあなたは何を感じるであろうか?

これは世界を今よりちょっと優しい世界にしようという提言なのかもしれない。


人間と自然との共存は持続的な世界を作って行くうえで考えなければいけないテーマだ。特に都市部では人間の経済活動、産業活動によって元からそこに住んでいた動物は排除される

またはひっそりと残されたスペースで生きていたりする。
人間に化けて人間社会で生きるたぬき

そこは常に死と隣あわせなのである。
環境は汚染され、エサは少なく、自転車や車が行き交い、常に危険に満ち溢れている。

スタジオジブリの映画の「平成狸合戦ぽんぽこ」でも森を奪われたタヌキたちが人間と戦う姿が描かれている。
結局は負け、、タヌキ達は人間に化けて都市の中で生きるとという選択肢をとる。

しかし都市の中で動物たちが生きるのは大変なのだ。
そんな動物たちの少しでも考えてあげようというアートなのだ。


このあたりには猫が住んでいます。気をつけて!

この作品を作ったのはclinic212というアート集団だ。

彼らが作ったのは動物たちの為の道路標識だ。


ハリネズミのための横断歩道
動物達にとって一番の危険は道路を渡る時だ。

ここにはカモさんが泳ぎます。
釣りをするときは気をつけて。

鳩の着陸地可。
ここは鳩が通って大丈夫です、むやみに追い払ってはだめ。

制作風景。


動物達に優しくすることは何も動物達のためだけではないのだ。
過度な都市化は動物たちにはもちろん、人間にとってもストレスが多く生きづらいのだ。

都市を少しの優しさを持って動物達が生きやすい街にしてあげる。
そんな優しを持った人々があいる街は、人間にとっても生きやすい街になるのだろう。

参照元http://www.demilked.com/city-animal-crossing-signs-tiny-roadsign-clinic212/
http://www.clinic212.com/
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