2000年生きる?奇想天外な砂漠の植物、ウェルウィッチア!

今日紹介するのは世にも奇妙な植物です!
数千年にわたる時間を経てもなお、風に揺れ続ける葉があるとしたら、どう思いますか?その一見不可能に思える現象が実際に起こっている場所が地球上には存在します。
では紹介していきましょう!

2000年生きる?陸の昆布?

その植物というのがウェルウィッチアという植物です。
それがこちらです!


地味です!見た目はそこらへんに生えていそうな雑草のようにも見えます。しかしこの植物すごいのです!

・学名:Welwitschia mirabilis
・分類:ウェルウィッチア科ウェルウィッチア属
・生息地:アフリカ大陸のナミビア、アンゴラ
日本語ではサバクオモト(砂漠万年青)やキソウテンガイ(奇想天外)と呼ばれれいます。

そしてこの植物がすごいのが寿命です!多くの個体が1000年生き、個体によっては実に2000年以上も生き続けると言われているのです。
大きな巨木が樹齢何千年よ言われれば納得するかもしれませんが、この小さな植物が1,000年以上の生きるとは驚きです!!

この植物が生息するのが、アフリカのアンゴラ及びナミビアの砂漠地帯です。
この植物が何千年も生き続けることができる秘密は、その独特な生態と生息環境にあります。ナミビア砂漠の極限的な環境で育つウェルウィッチアは、長い葉を地面に伸ばし、葉の一部が土中に埋まることで、乾燥した砂漠でも水分を得ることができます。

また、風によって運ばれてくる水分を吸収する能力も持っています。


結構大きくなります。

ウェルウィッチアは雄雌異株であり、花を咲かせることもあるのです。
さらに最初に2つの葉が生えるのですが、その葉を落葉などで更新することなく、一生保ち続けるのです。

またウェルウィッチアは陸上の昆布とも言われています。そう言われれば昆布のようにも見えます。


日本でも植物園などに行けば、温室でこのウェルウィッチアが育てられていることがあります。ウェルウィッチアの寿命が尽きるのが先か。植物園が閉園するのが先か、、見ものですね。

 


まとめ

ウェルウィッチアはその生命力と生態の独特さで私たちに驚きと感動を与えてくれます。1000年を超える長い時間を経ても枯れることなく生き続けるその姿は、生命の尊さと驚異を改めて教えてくれます。

しかしながら、その存在が人々に知られることで、乱獲や環境変化の影響を受けることもあります。ウェルウィッチアの生息地であるナミビアでは、ウェルウィッチアの保護のための法律が制定され厳重に管理されています。

私たち一人ひとりが自然とその中の生命を尊重する心を持つことが、ウェルウィッチアをはじめとする生物多様性の保全につながるでしょう。

参照元https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81%E3%82%A2
 http://g-kamu.com/htm/kisoutengai.htm https://jambo.africa.kyoto-u.ac.jp/~mizuno/mizuno_shot6.html
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