アフリカの民族から学ぶ本物って何?【Thought】


これはあるアフリカの民族が、アメリカのある都市に招待された時の話。

その町の市長は原始的な暮らしをしている民族を驚かそうと、ひそかに企んでいた。

そのとき、アフリカの民族が言った言葉とは?



最高峰の建築技術


まずはアフリカのサバンナには存在しないであろう近代的な高層ビル群を見せ、びっくりさせてやろうと思った。

こちらが私達の街です!アフリカにはこんな高いビルないでしょう?

「…近くの山のほうが高い。」



最高峰の味

次こそわと!高級料理店に連れていき、世界でも最高峰の料理の味で驚かそうと思った。




「…うちの牛の肉のほうがうまい、野菜もまずい・・・」

途中で残してしまった。


最高峰のものづくり技術

最候補の素材と、最高峰の職人による最高峰の物づくりだを見せてやろうと、高級靴店に連れて行った。


「…自分の足の方が強い、靴必要ない。」





最高峰の芸術

原始的な民族の中にアートの要素はないであろう、美術館だ!と美術館に連れていき、美しい山の風景画を見せた。




「…本物のほうがよい。」


私たちは憧れる、都会に華やかな街に。
私たちは憧れる、ブランドものの時計にバックに。
私たちは憧れる、南の島に、世界の絶景に。

私達は憧れる、今持っていないものに。

しかしアフリカの民族から見れば「本物」は遠くの国にはなかった。本物はすぐ近くにあったのだ。
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