子育てを口の中で行う??生き物の不思議な子育てマウスブルーダー!


今日は生き物の不思議な子育てを紹介しよう。
それがマウスブルーダーという一定期間親が子を自らの口の中で育てるという方法だ。

自分の口の中で子育て??

この繁殖形態をマウスブルーディング(mouth brooding)または口内保育と呼ぶ。
口内保育を行う魚類はマウスブルーダーと総称され、シクリッドやアナバスなどの一部の種類がこれに該当する。
また両生類ではダーウィンガエルがその方法をとっている。

口内保育は、魚類に見られる子の世話の一形式で、卵や仔稚魚を口の中に入れて保護をする。カワスズメ科、テンジクダイ科、ハマギギ科など10科以上で口内保育する種が知られている。

子供を食べてるんじゃないよ!

ソコアマダイ。もうすぐ生まれてくる卵を口の中に蓄えている。

マウスブルーディングのメリットは、卵や仔魚が外敵から守られることや、親魚が綿密な世話を行えることだ。
また、水質が悪化した場合や、餌が不足した状況でも、口内保育を行う魚類は子どもたちを安全に育てることができると言われている。

口の中で稚魚を育てる生態系、マウスブルーダーの華麗な連携pic.twitter.com/dXSSfRQxjq

— 世界の動物図鑑@スマホケース販売中 (@jamafra1243) April 2, 2023
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子供達は一斉に親の口の中に。華麗な連携だ。
外敵が来た際には子供を守るに有効だ。

両生類では珍しい、マウスブルーダーを行うダーウィンガエル。

しかし、口内保育にはデメリットも存在する。
親魚が子どもを口の中で育てる間、口を使って餌を摂取することが難しく、栄養状態が悪化することがあるのだ。

また、口内保育期間中は繁殖回数が減少し、子どもの数が減ることも考えられている。 

マウスブルーダーは、独自の繁殖戦略を持つ魚類として、生物学や飼育に関心を持つ人々の注目を集めている今後も、マウスブルーダーに関する研究が進むことで、より多くの知見が得られることだろう。
参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%80%E3%83%BC https://allabout.co.jp/gm/gc/46374/https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000199150
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